ワンマン先生にならないために気をつけていること

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自宅でフリースクールを運営しています。自宅フリースクールをはじめ、地域の大人同士が気軽に助け合い、教育活動ができるような仕組みが広がればとの思いで記事を更新しています。

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自宅フリースクールを開業してからの一番の懸念が”ワンマン”にならないこと。

ただでさえ、”先生”と呼ばれる職業の人間は傲慢になりやすいと言われているのに、その上独立してからは叱ってくれる上司もいない、サラリと「それはまずいよ」と指摘をしてくれる同僚もいない、常に私の動きを観察している後輩もいないとなるとこれはますます危険です。

そこで、自宅フリースクールを始めてから必ず続けている事のひとつに”副業”があります。

フリースクールは、毎日午後15時にはおしまいになるので、その後の空いた時間や、土日祝日を使って、別の事業所で修業するようにしています。


1.接客業務

教員退職後、一番最初に行った副業はマンションのショールームの受付です。

会社員時代に営業業務の経験があったとはいえ、教員時代はおよそ7年間接客から遠のいていたので、マナーや作法を一から復習するために始めました。

ジャージにすっぴんで廊下を闊歩していた日々から一転、人生で一番大きな買い物をしにいらっしゃるお客様相手の接客業務は緊張感のあるものでしたが、ぴったりした明るい色のスーツを着て、メイクはもちろんアクセサリーの着用まで義務付けられている華やかな職場でのお仕事は新鮮で、結構楽しかったです。


2.放課後デイサービスの支援員

現在は、放課後デイサービスの支援員として週1回勤務し、修行させてもらっています

そこで支援員として、小学生から高校生の子ども達と一緒に過ごしています。

もともと中学校教員になったのも、発達支援や教育相談の分野で活躍したかったからだったわたくし。

が、実際教員時代はその真逆の”生徒指導担当”ばかりを仰せつかることに…。本当は生徒の悩みに寄り添う先生になりたかったのに、みんなに敬遠され疎まれる役回りの教員時代でした…笑

放課後デイサービスでの修行は、本当に勉強になることばかりです。

現場には、経営の専門家、介護や障害者支援の専門家の先生方がたくさんいらっしゃり、同じ「児童の発達支援」という目的を持ちながらも、さまざまな角度からのアプローチがあるのだと思い知らされます。

また、教職や福祉業界を志す学生さんとの出会いも、私にとっては大きな刺激でした。

何よりも、小学生って本当にかわいい!!(笑)

長い間中学生ばかり見ていたので、久しぶりにピッカピカの1年生のちっちゃなおててを握ったときは、…もう…!!

素直で純粋で、本当に癒されます。

放デイでの修行は、フリースクールの運営にも大変よく役に立っていると感じています。

せっかくいったん公務員の道から外れたので、これからも色々な分野の先生方と知り合って、たくさん勉強を積んでいきたいと思っています。

自分自身の「師」を持つのは本当に大切。

”傲慢”は、教師としてもっとも避けなければならない性格です。

ワンマンにだけはならないよう、今後もたくさんの修行を積んでまいりたいと思います。

フリーランスで教育に携わっている方、また、長として教育機関を運営されている方、自己研鑽のために習慣にしていることはありますか?

もし良いアドバイスがありましたら、ご教示いただけると幸いです。





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