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挑戦の原材料は価値を出すこと

挑戦を重ねていくためには、その場その場で結果を出すことが必要である。

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「挑戦」という言葉に憧れていた時期がありました。

若い年齢であること、未経験であること。何かを始めるとき、きっと最初は何もないところからスタートする。誰もがそうなんだろうと思います。

たしかに、挑戦はかっこいい。なにより響きが良い。当時18歳だった自分も挑戦というコピーに惹かれていろいろなイベントやインターンに参加しました。しかし、そこから見えてきたものは、挑戦という得体のしれない空虚なものでした。

挑戦ってなんとなく動詞っぽいという印象がある。何か始めてみたいなあ、というときに浮かんできて、自分がやったことのないものに首を突っ込んでみるような。でもそれは本当に挑戦なのだろうか。

挑戦の中身を考えているか

自分ができないことにチャレンジしてみる。大事。大事だけど、できるかできないかわからないものに時間やお金は投じることができるだろうか。

挑戦に含まれている、未経験の入り口を開けることは勇気しか持ち合わせていない状態です。どうなりたいのか、なんでやろうとしているのか。そうした動機がないために、入ったあとに目的を見失ってしまいます。そもそも目的なく入ってしまったので、当たり前でしょう。

僕自身も、何か始めるときに、あまり理由をつけるタイプではありません。生きていくため、お金を稼ぐため。そうした生活的理由しかないのです。では、その動機から先方は場所を与えてくれるでしょうか。

おそらく、他の人を取るはずだと思います。その普遍的な理由ならばもっと熱意のある子が欲しいでしょうし、期待値も高いから。嘘偽りない気持ちかもしれませんが、他者目線でみると、違ってしまうようです。

今までの経験で「挑戦」に絡んで大きかったことは、入る前と入った後でのギャップでした。イメージしたものとかけ離れていた実情。期待を膨らませていた頭の中と、実際にやるべきことの差が大きくて。ミスマッチと呼ばれる、頭のなかと手の動かし方が違うために生まれてしまう悲劇です。

この記事を読んで、改めて挑戦とは何か、を考えるきっかけになりました。挑戦の中身を言語化し、成果を上げる考え方が具体例とともに書かれてある素敵な内容でした。自分にとっての挑戦について、再度考えたいところです。

挑戦を生み出す価値

そして、挑戦を生み出す原資は価値を出すこと。価値を生み出して挑戦のチケットをゲットします。持たざる者はまずは自分ができることを考えて、結果として形にする必要があります。

そして結果を出した先に、次の挑戦があると。そうした積み重ねが実績なんだと気づきました。目先の目標よりも、長期的な、自分に根ざした目標を持って挑戦の意味を考えていきたいです。

挑戦はたしかに重要です。現状に満足していると、いつか足元をすくわれるリスクもあるから、違う環境へ飛び込むことは大事。とはいえ、何を得たいからやるのか。これを明らかにしないと中途半端になってしまいます。かっこいい言葉に乗せられるのではなくて、その中身までしっかりと考える思考を意識したいと思います。

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