人を採用することの難しさ スタートアップ1/1

こんにちは、BEという人材系のスタートアップでCOOポジションをやっています。上出です。
前回の更新からかなり時間が空いてしまいましたが、今回は人を採用するということをテーマに書いてみようと思います。相変わらずまとまりの無い文章にはなりますが、お付き合い頂けると幸いです。

タスクが消滅するという事態

先日弊社BEでは、ある意思決定を行いました。他社から見ればとっても些細な、しかし僕らにとってはある程度以上にインパクトのあるものです。
その意思決定により、社長以外の全員のタスクが一度消滅するという事態が発生しました。プロダクト開発、ユーザー獲得、資金調達、メディア運営、採用など、様々な業務を経営チーム3人、インターン6人というこの時期にしては比較的人数の多いともいえるチームで回していました。その9人中僕も含めた8人が、タスクの見直しを迫られたのです。
こうなった時に経営者が向き合うべきことは、人員整理という業務になります。

そもそも何故このような事態になったか

端的に言えば、経営者としての自覚の不足が原因です。

「ユーザーに向き合う」「ユーザーに価値を届ける」そんな、経営者がまず最初に向き合い、最後まで向き合い続けなくてはならない部分に、背を向けてしまいました。
一番大事なユーザー獲得やユーザーに向き合う部分を「KPI設定」などともっともらしい言葉でインターン生に押し付け、逃げるようにパソコンと向き合うだけの業務に移りました。「人を増やして仕事を振れば、あとは勝手にやってくれる」ここまでは言いませんが、近しいくらいの他責志向があったのかもしれません。経営者として以前にビジネスマン失格です。
自分たちがユーザーに向き合わず得られたのは、積みあがらないロイヤリティの低いユーザーだけでした。
思えば僕たちが創業からやってきたことといえば、SEOメディア立ち上げやペイド広告の運用、プロダクトの細部デザインなど、「ユーザーに価値を届ける」ことから遠ざかってばかりでした。短くない期間と、安くない費用を投下して得られた学びとしては、余りにも初歩的ですが、僕らにとっては手痛い教訓になりました。

一人でも幸せにできる会社へ

実を言うとこれを書いている今でも、浮いてしまったメンバーをどのようにするのか、まだ決め切れていません。ですが、少しでもBEに関わってくれた人として、彼彼女のキャリアに少しでも資するような決断を、メンバー一人ひとりと話し合って決めたいと考えています。

また、今回の件で見えてきた僕たちの弱さ。
それをしっかり反省して、今日からまた、ユーザー1人にどんな価値を提供できるのか、日々考え続ける業務に移りたいと思います。

まだまだ、未熟で経営というにはお粗末ですが、元より私たちの最も強い価値は若さと学びを生かす力です。いま、自分のすべきことを忘れず、あきらめず前に進んでいこうと思います。
これからは更に泥臭くいこうと思うので、応援よろしくお願いします!!

おわりに

一応連載のこちらの記事「スタートアップ1/1」も、また何か心境の変化があった時や節目の時に書こうと思います。
次にお会いする時は、シリーズAで数億調達したときかもしれません(笑)
Twitterもよろしくお願いします @curry_investor



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