10年前に見えた自分を信じて進む。

久しぶりに書こうと思います。
歩いてきた道を振り返るのが苦手な私ですが
ちょっと自分の音楽人生、話してみようと思います。


今から10年前、誕生日の朝。
洗面台に立って歯を磨いていたら浮かんだんです。
5年後の自分が。

何故か私がマイク持って歌ってる姿が浮かびました。
全くもって唐突です。
生きてて初めての体験でした。

直後、素直に受け入れてみようかと考え始めました。
そのために何をしなきゃ行けないか、どうしたら良いか。

とにかくそこからの5年間は、世間と音楽の関係を知ることで精一杯。
本当に離れてましたから、現代の音楽から。

その頃、ネットで創作音楽を投稿できるサイトがあることを知りました。
YouTubeで発表出来ることもその頃知ったんじゃないかな。
手段が変わっていることに驚きました、そして新しい光を感じました。

そうか、今や自分で好きな時に好きな曲を聴くのと並行して
自分で好きな時に作って好きに曲をアピールできる時代になっている。

...ということはですよ、
歌謡曲、ポップス業界...おいおい、あの昭和の勢いどこ行った?
とも思いました。

若者にとっての流行歌は今でもありますよね。
若者のための流行や音楽というのは時代ごとに絶対あった方が良い。
青春時代の音楽があるって
それだけ国が発展し自由である象徴だと思うんです。

でも大人のための歌謡曲やポップスって、
もうちょっとイメージが異なっていて
背伸びした子供が口ずさんだり
大人が日々の生活や自分の人生観と重ね合わせたり
それをその後人生のスタンダードナンバーとして心に秘めたり。
そんな役目を担うものでもあると思うんですよ。

そこをしっかりと天命のように担い作り続けた素晴らしい音楽作家達が
昭和にはちゃんといたんです。

でも、ある頃から日本のポップスとされるエリアは
大物プロデューサー、大物アーティストありきの路線を進み、
商法としては大成功だったのかもしれませんが
みんなが知るヒット曲の印象からは徐々に遠ざかった気がします。
そのうち年末の紅白も知らない曲を知る日となっていきました。

昔音楽作家をやってましたが
いつからか私もこの流れに押され気力が下がり
どんどんポップス作家としての居場所が減っていることに気づき
それで一旦音楽をやめてみようと考えたのも理由のひとつ。

10年前、姿の浮かんだあれから5年後の私はやはり歌ってました。
デビューするとかCD出すとかが目標ではありませんが
人前で歌ったり、ネットで曲を投稿したりとやってました。
昔より歌えることが楽しいです。

数年前から音楽に携わる人と話をしていたら出てくる共通項。
それは、もう一度歌謡曲、ポップスは復活するんじゃないか?
という言葉。
東京オリンピックが背中を押してくれたこともあると思いますが
勿論私も信じていたいし、そこへの目標も掲げて活動しています。

売れるとか売れないとか、いえ、そこも大事ではありますが
子供の頃から創作している人間として思うことは
まずは人に感じてもらえてナンボのものだと思ってること。
そこもないのに商売に乗せても今や売れるものではないってこと
音楽業界自体がそれだけははっきり示してくれてると思います。

私はこの今の流れ、良いかも!と思ってて
だから私は歌をまた始めて続けてて
曲も書いてチームも組んで活動しているんだろうなと思うのです。

こちらで作品を公開後、多くの方に閲覧・ご試聴いただき
いつもありがとうございます。
最近特に活動を続けて行くことの意味、意義を感じています。

今後も楽しんでいただけるポップス、歌謡曲を公開したい。
今話題の圧力も忖度もなく(笑)
ただご試聴いただいてご自由に感じていただけたら幸い。
そして次回も「また聴いてやろうか〜」を続けていただけてたら
それがまた有難く新作への励みになるのです。

そしていつかついつい...お風呂場でいい気分になって
ID-ANsの一曲でも一節捻っていただけたら激烈ハッピー!(笑)
やっと歌謡曲が日本のポップスがあなたの心に戻ってきた...。
そんなことをこっそりニマけて呟いてみたいものです(笑)


10年前に見えた自分を信じて進んできて良かった。
歳はとり、もう十分おばさん...いやおばあさん手前まで来たけれど
これから創作はやめられない!ってことを
今の若いみなさんに伝えることができたらそれが一番かな。

自分から何かを生み出せる力って
その後の自分の人生を助けてくれますよ。
信じて続けていれば、あなたの才能はあなたを見捨てない。
そう思いますよ。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

wagamama.008/Akko (ID-ANsリーダー)

こちらを閲覧&ご視聴いただきありがとうございます!よろしければサポートのほどお願いいたします。いただいたサポートはメンバー活動費として使用させていただきます。