わがしストーリー序章②わがしという芸名

わがしという芸名は、もう私の一部であり、人生の一部でもある。
22年も使っているからだ。
2年くらいでやめると思った腹話術師としての活動。
本当にいろいろなことが、今まであったが何度もやめようとして復活した。
わがしという芸名は、わがしストーリー序章①のお笑いセミナーに通っている時に自分でつけた。
お笑いセミナーの講師の先生が、講義で芸名をつけなさいと言った。芸名?
私はピンと来なかった。何故なら、プロになるために通っているのではなく、趣味で通っていたからだ。でも講義で講師の先生が言うのだから考えなくては..。うーん?
うーん?
数日悩んだ。
全く決まらなかった。
友人とコーヒーとケーキを食べていた時に、友人がケーキは?
ケーキ?
うーん?
ケーキは洋菓子だから、洋菓子?
うーん?
チーズケーキ、シュークリーム、チョコレートケーキ?
違う!
うーん?
お菓子では?
お菓子は範囲が広い。駄菓子、和菓子、洋菓子など。
和菓子?
お団子好き、大福も好き、桜餅も好き、
おはぎも好き・・。好きすぎる。私はあんこが大好きだ。
和菓子にしよう。あんこ大好きだし。
和菓子という字は画数が多い。
和菓子はやめて、あんこ、おだんご、さくらもち、だいふく、おはぎ、・・。
ノートに書いてみた。
全部好きだ。困った。決められない。
全部好きということは、和菓子=わがしでいいのでは?
そうだ!いっこく堂さんんもいっこくがひらがなだ。
私もひらがなにすれば、いっこく堂さんに近づけるかも?
会社員時代から、いっこく堂さんの大ファンだった。
師匠がいる古典芸能などは、師匠が名前をつける。
プロダクションに入っている人は、プロダクションの社長などがつける。
私は、師匠なし、プロダクションもなし。
なしなしづくしだった。
わがしという芸名をつけた時は、まさか自分が会社を辞めるなんて想像もしなかった。仕事も好きだった。

いただいたサポートはあいぼうさん(腹話術人形)たちの修理代などに使いたいと思います。