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ドラクエ3とFF3

劇団WAGNASオンダシュウジです!

先日、副長にやたらオススメされたFF3をピクセルリマスター版で初プレイしました!
副長曰く「こういうのでいいんだよ」との事ですが、FF4〜10-2まで発売±3年の内にプレイしどれもそれなりに楽しめた僕にとって、3はどうだったのかというお話をさせて頂きます!

ですが!
まず最初に表題にもあるドラクエ3の話をさせて下さい!

ドラクエ3
1986年生まれの僕は世代から数年外れてしまうドラクエ3。
事実、初ドラクエは5で、初クリアドラクエは6でした。

確か小学校4.5年生の頃かな。
その頃にスーファミリメイクの3が発売されたのです!

5.6とプレイし、「ドラクエは面白い」と体感した当時の僕はお年玉で早速買った訳ですよ。

ドラクエ3は今でもネットでは最高傑作と呼ばれる事が多く、とはいえ当時の僕はそんな事当然知らなくてプレイしたのですが…

すっごく微妙でした…

大前提として当時の僕は「ロールプレイングゲーム」というものを勘違いして3をやったことにもあります。

既にドラクエ5.6、FF4.5.6とクリア済の当時の僕は、RPGゲームとは「仲間との掛け合いゲーム」だと思っていたんですよ。
友情も愛情も絆も裏切りも権謀も…そういう人間ドラマのゲーム版こそがRPGゲームだと思いこんでいました。

しかしドラクエ3はそうじゃなかった。
いや、そうじゃないとは言い切れないですが、上記のように思っていた僕に、仲間が一切の無言でバックストーリーがないというのは耐えきれませんでした。
ドラクエ3をドラマチックに楽しむには相応の補完力というか妄想力が必要だったわけです。

ドラクエ5.6やFF4.5.6に慣らされていた「RPGゆとり」な僕が、ドラクエ3をあまり面白いと思えなかったことは言うまでもありません。

もう少し大きくなって、RPGの真の意味を知り、紛れもなくドラクエ3こそが「本来のRPG=役割分担ゲーム」の基本の作品だったと理解するも、
僕が10歳手前の頃より、「仲間との掛け合い」も紛れもないRPGの魅力とされていましたから、形骸化した元の定義というのは、少なくとも当時の自分には理解は出来ても意味を成さないものでした。

とはいえ、僕は新作を先にプレイして過去に戻った組(特にあの頃はゲームの進化が半端なかった)ですが、ファミコンドラクエ1.2をプレイし、その後3をリアルに経験した人は、もうめちゃくちゃ感動したんだろうなぁというのはとても良くわかります。

ですが、やっぱりドラクエ3より面白いドラクエは沢山…というか大半だと思うし、当時をリアルタイムで生きていないので、そうとしか評価を下せないのです。

FF3
で、本題のFF3です!

結論から言うと、ドラクエ3初回プレイと同じ感想を抱きました!
しかし、ドラクエのときのような10歳の僕ではないので、ポイントは抑えて脳内補完でゲーム出来ましたが。

なので、結構楽しめました(笑)

ただあれだなぁ。
全体的にFF4.5のプロトタイプをやらされている感が半端ない。
もうひたすらに開発側の試行錯誤がプレイヤーに伝わってくる。
この先の完成版(4.5.6等)を知っているからこそ、より顕著に。

逆にFF4.5は結構好きで10歳位の頃より今までに通算10回近くプレイしているのすが、
FF3を今回初プレイし、「あー!これを綺麗な形にしたのが4.5のあのシステム・イベントだったんだなぁ」という、間違い探しみたいのも出来ました。

それと、お使い感がすごかった。
ネット上でRPGゲームのことを「お使い」なんて揶揄されているのを見ますが、THEソレでしたね。

いや、更にそれがお粗末で、明らかに何かのフラグが立ってイベントが進んでるんだなぁとプレイヤーにバレバレで、お使いにさえなっていないものも多く結構萎えました。
個人的にそれを感じたのは高校くらいのときにゲームボーイでプレイしたドラクエ2以来です。

まぁその辺は昔のゲームだから仕方ないし当たり前です!

ただ、最強の物理ジョブが忍者ってなんとかならなかったのだろうか…
明らかに剣と魔法の中世ヨーロッパ風世界観で、西洋の神や悪魔の名を冠するモンスターと戦うのが忍者って…。

ドラクエと被るが勇者とか、ヒーローとか英雄とかメシアとかの方がよかったんじゃ…?

ゲームシステムは時代背景あるから仕方ないけど、明らかな忍者のミスマッチ感は最後まですごかったです!
数あるジョブの中の一つならいいけど、満を持して手に入る最強ジョブが忍者って世界観ブチ壊しでしょうよって。

で、FF3ですが、結構けちょんけちょんに言いましたが、面白かったです!
間違い探し的な面白さやゲーム史の進化を辿る面白さもあり、やってよかったなと素直に思えました。

召喚獣システム、ジョブ(ドラクエ3の職業が先かな)、空を駆ける船、光と闇の対立、そもそもとして剣と魔法のケルト風世界観など、
ゲームのみならず後世の創作全般に強い影響を与えたことは間違いない、偉大で壮大な試行錯誤だと感じましたね。

実際、僕なんて割とハタチくらいまで「飛空艇」は実在すると思ってましたもん(笑)
もう半端じゃない、もっのすごい影響力ゆえに成せる技ですよ。

話は変わるけどFF5の主人公って、いつからバッツになった?
記憶違いの可能性もあるけど、当時のスーファミ説明書にはデフォルトネームの記載がなかった気が…
しかし、いつしかバッツが公式ネームになっていて少し違和感です!!(本編やキャラは大好きです!)

ゲームの進化はプレイヤーの進化
FF3をプレイし、「これでいい、これがいい」とは正直思えませんが、
副長のいう「こういうのでいいんだよ」のツボを最低限押さえているのは何となくわかりました。

ゲームの進化はプレイヤーの進化とも思うので、ドラクエ3もFF3も発売当時はそれでよかったんでしょうね。
現代のある程度進化の進んだ感覚を持ったプレイヤーが、30年近く前のゲームをやってそう感じないほうが異常です。

小学生の頃に漠然と感じたドラクエ3の不満を、今この年齢でFF3を初プレイし、その理由が明確に理解出来たような気がしました。

でもまぁこのあたりは結局世代というか、子供のときの経験がイメージを語るんですよね。
多分ドラクエ3もFF3もリアルタイムで追っていたら(もう5年くらい前に生まれていたら)、めちゃくちゃ面白く感じたろうし、今でも最高のゲームと感じているんだろうなぁと思います。

一種の刷り込みに近いんでしょうね。

だから、今の10代が「FF10なんてクソグラの化石ゲーじゃね?そもそもスクエニがオワコン」なんて言っていても、僕らは苦い顔をしながらも何も言い返せません。
当時の僕らが「すげー!これもう実写じゃん!」と感激しながら楽しくプレイしていたとしても…です(笑)

ゲームに限らず急進的なコンテンツの進化を体感してみたいという人がいたら、
レトロゲームのプレイは、僕の知る中でダントツでオススメの方法ってことが結論になりました。

そういう意味でとても貴重な経験ですし、スマホのプラットフォームでソレが出来るというのはとても素晴らしいことだと思います!


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