見出し画像

ご神行『石鎚山』登拝

さて、今日は、
私の修行のお話。
毎年、5月~9月は、
師匠と修行の仲間とで
神山登拝を毎月行っています。

昨年は、
「戸隠山」
「白山」
に参加しました。

今年は、5月に
「大峰山」へ。
そして、一昨日は
「石鎚山」へ、登拝しました。

「石鎚山」は、
愛媛県西条市にあり、
標高1982メートル、
西日本最高峰、
日本七霊山の一つです。
開山は、「役小角(えんのおづぬ)」。
私達修行者の開祖ともいうべきお方。

早朝に、
「石鎚神社 口之宮 本社」に集合し、
御祭神である、
「石鎚大神(いしづちのおおかみ)」様
への参拝後、禊を行いました。

精進潔斎した体で、
禊をすることで、
更なる清らかな肉体と精神で
登拝させていただきます。

車とロープウェイを利用して、
石鎚山中腹の
「石鎚神社 成就社」へ行き、
修行での安全と成就をお願いし、
入山します。

入山入り口には、「神門」が
あり、その前で、
「餓鬼供養」をします。
おにぎりとお茶を添え、
怪我無く修行できることを
お祈りします。

この「餓鬼供養」は、
山にいらっしゃる多くの
魂(霊)たちにお供えして、
おとなしくしていただくように
いつも登拝時に行います。

石鎚山山頂までの間には、
険しい崖があり、それを
上から繋がれた鎖を使って、
這い上がっていく場所が、
4ヵ所あります。
・試しの鎖
・一の鎖
・二の鎖
・三の鎖
です。
どれも、断崖絶壁を
よじ登っていくのですが、
徐々に難易度も上がっていきます。
足や手を滑らしてしまえば、
命の保証はありません。
また、下にいる人にも
迷惑をかけてしまいます。
慎重に一歩、一手づつ、
確実に進めていくことが
身の安全を保障する唯一の方法です。

石鎚山登拝中

無事に全ての鎖を登り切り、
山頂「石鎚神社 奥宮」に到着。
無事に登れたことに、感謝し、
お祈りしました。

さて、私は今年に入って、
この「神山登拝」の時に
何らかの課題が
降りてくるようになりました。
その「課題」を考えながら、
足を進めていきます。

恐らく、神様が、
何らかの啓示をして
くださっているのでしょう。

どうやって「使命」を
果たすのか。
その「使命」を
進めるためのヒントを
教えてくださっている
ように思うのです。

そんな「課題」を
歩きながらじっくりと
考えています。

毎回、ご神行をしていて
思うのは、常にある「死」。
「死」が目の前にあるから、
「生」を感じられる。

「生きている」のが当たり前ではない。
「生かされている」。
であるならば、その意味もあるはず。
役割があるはず。

いつ死んでも、後悔の無い

『命の使い方』

をしたいと
思います。

ではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?