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大人たちが夢中に握る寿司教室、SUSHIMAFIA MASTER CLASS開催

長年やりたかった寿司教室SUSHIMAFIA MASTER CLASSを本日ようやく開催した。応募が殺到してすべての方々を呼べなかったのが心残りだが、4時間の長丁場をみっちり堪能していただけたのなら幸いだ。僕らの寿司マスターは、一流の食材を使った一流な気分で寿司教室に参加するというポイントにあると思う。きれいな握りをどう作り出せるか、別にトーナメントに出るわけでもない、グリーンにでたらキレイなスウィングを披露したい、ゴルファーに例えるとそんな説明がぴったりかも知れない。

メインどころの魚の切りつけ、そしてシャリの炊き方とシャリ切り。合わせ酢も照寿司が使用している粕酢を使うといった徹底ぶりだ。会場の中に一気に酢のいい香りが充満する。そして少し寝かしてから、自らが擦り下ろしたワサビで丁寧に握っていく。当たり前だが色々な握った姿になる、最初はおにぎりのような形になってしまう人もいれば、手にご飯がベタベタとつく人もいる。そんな姿がとってもいい、夢中になっている大人ほどカッコいいものはない。世の中は、人をバカにするか、自分に夢中になるか、その2つの人生しかないからだ。

自分の握った寿司を、自分で食べる。そのときの顔の表情を僕は忘れないだろう、みんないい顔をされていた。料理を全くしたことのない人もいた、その人にとっては自ら作った料理を食べるなんて初めての経験だ。かけがえのない経験をする瞬間のプロデュースに、照寿司のなべちゃんともども携われたことがとても嬉しく思える。みなさんとの寿司教室の後、31名の方々に照寿司TOKYOにて寿司を握った。気づくと13時から23時まで、10時間は寿司に費やしてた時間だ。僕と寿司の関係も不思議な御縁だなぁっと思う。

僕はいつも冗談で「ニギリングハイ」と表現している、握る続けていくとある瞬間、ジョギングで経験するようなゾーンに入るそんな時間がある。おそらく触覚のあらゆるところ、そして指をうごかしながらの作業が脳にピンポイントに働くのだろうと思っている。そんな「ニギリングハイ」なゾーンに、今日も僕らは達した。またSUSHIMAFIA MASTER CLASSは、日を改めて開催したいと思う。いい大人になったら寿司を握りはじめる、そんな素敵な国があってもバチは当たらないはずだ。

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