浜田寿人 / WAGYUMAFIA

WAGYUMAFIAを作っている人

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最近の記事

WAGYUMAFIA怒涛の北米アメリカツアー再開!

羽田18時に飛び立ったフライトは、同じ日の18時に着陸する。途中経由地のダラスでいつものようにセカンドスクリーニングに回される。LAXと比べると係官の態度が丁寧である、妻はアメリカ国籍なのでそれも少しは手伝っているのかも知れない。トランジットは90分程度あるが、このセカンドスクリーニングに手間取ると抜けられない可能性がある。今回もギリギリのタイミングでこのスクリーニングを抜けて、ラッゲージを一度ピックアップして再度チェックイン。そして冒頭のオースチン空港に到着するという流れだ

    • 旅はRIMOWAと決めている

      2週間のUSツアーである。ユニフォームは二種類、メインの大きな包丁。今回は温度帯が同じ場所であるので荷物も少し少なめである。友達のシェフの子供のお土産などを入れていくと、それでも大きなスーツケースは家族全体で3つほどとなる。この数年、大型のものは統一してTRUNK PLUSという大型のTRUNKシリーズのものを使っている。これ以上大きいものだと大型荷物扱いとなってしまうので、機動力にかける。このTRUNKシリーズのいいところはなぜかユーザーが少なく、荷物受け取りの視認性が高い

      • 海外の労働者がもたらす全く新しい食文化

        照寿司TOKYOの3日間が終わり、終了後に久しぶりに両スタッフと飲みに行く。日曜日ではあったが赤坂界隈は色々な店が集まっている。かなりご無沙汰していたが、昔赤坂に引っ越してきたときに食べたサンギョプサルの店を訪れることにした。ネパールから来た若者が3名頑張って働いている、店内は満席である。深夜であったので僕ら家族となべちゃん家族は早めに後にしたが、深夜の時間でフルコースを食べられる国というのも凄いことだが、お会計の金額の低さにもびっくりしたし、そのすべての凄さを支えているのが

        • いよいよWAGYUMAFIAクラウドファンディングスタート。京都から世界へ!

          弾丸で京都に行ってきた。京都にプレオープンしたばかりのWAGYUMAFIA THE CUTLET SANDWICH KYOTOの最終微調整をしに訪れたのだった。2時間ほどの滞在にはなったが、久しぶりに京都の春の空気を味わえた。そしてみんなが京都、京都と騒いでいる中で、実はそうではないんだろうなというのも分かってきた。まずは京都駅に到着すると途方もないタクシー乗り場の行列が迎えてくれる。眼の前のMKタクシー、そして隣にあるホテルでもタクシーを拾えたりするのだが、そんな説明が全く

        WAGYUMAFIA怒涛の北米アメリカツアー再開!

          日本帰国、朝5時に目覚める毎日

          シンガポールから帰ってきてからというものの何故か5時に目覚めてしまう。最近の東京の空は少し透明感が少ないが、それでも春らしい光が部屋まで届くと眠りを覚醒させる。すぐに目覚めてからシャワーを浴びて、デスクに向かう。日本ではMacbookをモニターにつなげている。交通事故で頚椎を痛めてから僕はデスクトップの高さが首には優しいので気に入っている。 昨日のゲストへのメッセージのやり取り、そして新しく届いた予約希望の振り分け、アメリカとのミーティングと続く、その間にヨーグルトを食べな

          日本帰国、朝5時に目覚める毎日

          COMING ”BACK" TO AMERICA ホルヘ、いってらっしゃい!

          彼は故郷のメキシコでとあるアーティストの作品を買った、そのアーティストからどこに住んでいるんだと聞かれて、日本と答えた。彼はそのアーティストから友人のイタリア人、オリビエロが住んでいるからと連絡先の交換をした。そこからしばらく経ってからのことだ、初対面のオリビエロと出会った直後に連れて行かれたのがWAGYUMAFIAだった。その時のことを僕は今でも鮮明に覚えている、その夜はいつものように盛り上がり、そしてVAMOS CABRONを何度も叫んで酒杯を交わした。それがホルヘとの初

          COMING ”BACK" TO AMERICA ホルヘ、いってらっしゃい!

          生き物としてのエンターテインメント

          常々現場が一番大事だと思っている。スタートしたときはシェフに任せて、僕は以前にプロデュースしたCOPON NORPのときと同じようにカウンターサイドにいた。転機が来たのは西麻布のWAGYUMAFIA THE CUTLET KITCHENを作ると決めたときだった。そこから僕はキッチンインするようになった。あれから7年が経って、毎日僕はキッチンに立つようになった。つくづく天職だと思っている、もてなされるのは苦手だが、基本的にもてなすことが好きな家に生まれた。だから毎週のようにホー

          生き物としてのエンターテインメント

          MASHI NO MASHI SINGAPORE大ヒット御礼

          オープニングからの大ヒットはあまり得意技ではないのだが、ノービジネスよりもいい悩みじゃないという嬉しい言葉を頂いたので、ま、それもそうだなと考えている。それぐらいMASHI NO MASHI SINGAPOREが大ヒットしている。今日も即時レポートが上がってきているのだが、超満員状況である。香港の店を最初に作ったときには考えられないような嬉しいだ。僕はある意味ブランドプロデューサーとしての力量のすべてを投じたある意味、作品だ。そしてラーメンを生涯愛した僕としては絶対自分で美味

          MASHI NO MASHI SINGAPORE大ヒット御礼

          MASHI NO MASHI SINGAPOREいよいよ始動!僕のシンガポール、再上陸が始まる。

          MASHI NO MASHI SINGAPOREのオープニングが無事に終了した。たくさんの方々が集まってくれて、歴代MASHI NO MASHI記録を突破した杯数が出て、途中で品切れになった。懐かしい顔ぶれもたくさん集まってくれた。その中でも僕がシンガポールを大切にしている一番大きな理由でもある、僕の盟友だったEdwin Ngの妹SereneとElwinの夫婦、そしてその子供たち、子どもたちもすっかり大きくなってキラキラな眼で僕のことを見つめてくれたのだった。 思えば12年

          MASHI NO MASHI SINGAPOREいよいよ始動!僕のシンガポール、再上陸が始まる。

          持病の椎間板ヘルニアを理詰めモードで攻めてみる

          シンガポールで友人の整形外科医のもと専属フィジオチェックを受けている。小さい頃から続けていた平泳ぎの泳法はかなり腰に負担をかけるスタイルだった、そして高校時代に生活費を稼ぐために新聞を運ぶ仕事をしていて、そのときに重い荷物を無理したポスチャーであげたことでギックリ腰になった。騙し騙し続けていたが、トライアスロンの練習中に車と衝突し、そしてマグロ釣りとグレイシー柔術で更に悪化し、ここ数年は生活に支障が出ていた。 海外ツアーを毎日、違う都市で開催していったときに座れないぐらいに

          持病の椎間板ヘルニアを理詰めモードで攻めてみる

          チューニング最終盤突入!MASHI NO MASHI SINGAPORE

          シンガポールは僕にとって特別な国だ。滞在2日目にしてすでにホームに帰ってきた感じが出る国はなかなかない。MASHI NO MASHIもチューニングもだいぶ終わり、今日は特注していた麺との相性をみる。いくつかの候補の中からひとつを選定して、そこからまた更にチューニングをかける。日本のMASHI NO MASHIのようにカウンターメインだったら、楽だが大箱である。すべてのオペレーションの規模が違うからそこを整えていくのが要だ。瞬間風速でベストを出しても意味がなく、平均点かつ持続的

          チューニング最終盤突入!MASHI NO MASHI SINGAPORE

          シンガポールの店舗オープンに向けての最終チューニング

          京都の店舗オープンに続いて、シンガポールの店舗オープンへと続く。深夜セッションを終えてから、レッドアイフライトでシンガポールに朝一到着、そこから店舗へと駆けつける。逐次遠隔でみていたものの、出来上がりは実物をみないと心配だ。平面図からCG、そして今目の前に現れている実物のイメージとを、頭の中で浮世絵のように刷り板を重ねていく。映像で見えないのは音である、機械設備の音、そこにアコースティックなリフレクションが加わる。今回、僕は新しい音を導入した。それがこの間からLAでミーティン

          シンガポールの店舗オープンに向けての最終チューニング

          祝8周年!WAGYUMAFIA!これからも変わらずに変わり続けます!

          時が流れ去るスピードは本当に早い。WAGYUMAFIAが京都の結成以来、8周年を迎えた。例年ならこのタイミングをいつも覚えているのだが、毎年あまりにも忙し過ぎてすっかり忘却して、FBに教えてもらうのだった。暇過ぎて過去を思い出さないと前を向けない、WAGYUMAFIAにはそんなことは全くない。連日ありえない現象が起きており、その中でも心を平坦にするべくルーティンをこなしていくのが僕の現在だ。朝一でワークアウトをして、ヨーグルトを入れて、コーヒーを挽いて淹れてデスクに向かう。V

          祝8周年!WAGYUMAFIA!これからも変わらずに変わり続けます!

          僕らの聖地、京都へ。いよいよWAGYUMAFIAがやってくる。

          京都がプレオープンした。コロナ期間中から温めてきた企画というか、5年間ほどずっと追いかけてきたプロジェクトなので、感慨深い。いつもどおり、細かなチューニングを数ヶ月かけて行う予定だ。京都は先日旅立っていった親父の親族が住んでいる、そういうこともあってなのかアメリカ留学前のテストもなぜか京都だった。そこでテストに落ちていたら、アメリカには行けなかったわけだ。そして、WAGYUMAFIAというコンセプトを最初にリリースしたのも京都だった。京都がなければ、僕自身も存在しないし、アメ

          僕らの聖地、京都へ。いよいよWAGYUMAFIAがやってくる。

          木曜日から金曜日を終えるまでの僕の一日

          昨日は成澤親子との久しぶりの会食だった。ドン・チッチョで深夜までじっくり話し込む。久しぶりのキャッチアップで心身ともに充電されて、翌朝は雨風が強いが、風はすっかり春の温かさだ。土砂降りの中、タクシーを探して8時にジムへ。朝誰もいないジムで心を整える。熱いシャワーと冷たい水シャワーを浴びてから、車に乗り込み上島珈琲でミルクコーヒーを頼んでからコンビニで豆乳とツナおにぎりを買う。急いで戻ってから、そこから海外とのミーティングを数本、そしてWAGYUMAFIA BURGERに立ち寄

          木曜日から金曜日を終えるまでの僕の一日

          丁寧にそして丁寧に、日本を代表する気持ちを忘れない努力

          ふとした瞬間に訪れる高揚感みたいものがある。それはなんの前触れもなく、突然やってくるものだ。昨日がその瞬間だった。ゲストとの会話から急遽メニュー構成を変更して、スタッフに食材の移動をお願いする。距離感の取り方は、ゲストそれぞれに違う。自分から詰めてくれる人、そしてこちらからの動向次第で対応が変わる人。その微妙な空気の流れみたいなものをどう読んで、料理とショーに変えていくが難しくも面白いところだ。だから僕はカウンターが好きだ。 久しぶりにきたスイスの友人が偶然にもそのゲストグ

          丁寧にそして丁寧に、日本を代表する気持ちを忘れない努力