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インバウンド復活の狼煙:NOMA KYOTOがもたらす日本観光産業へのインパクト

NOMA KYOTOの話は結構前に聞いていたこともあって、伺うのが楽しみであった。せっかくだから世界から友達を集めて個室を12名で貸し切ろうことに。すぐに世界から12名が集まったのだが、実際のチケット金額を言うと数名が脱落。(笑)仕切り直しして、その日に臨む。会場のほとんどが海外勢で、まるでCOPENHAGENにいるかの錯覚に陥る。3月のオープン以来、WAGYUMAFIAもその恩恵に預かっているが、本当に多くの方々がこのNOMA目当てに集まってきている。会場となっているACE HOTELも超満員で、スタッフも走り回っている。この経済効果たるや、もの凄いことだ。

ざくっとした感覚だが、一人あたり最低でも100万円程度をこのレストランで食事する目的で使っている。チケット、ホテル代、その他の食事代を入れて、僕の友人ゲストなんかは合計で300万円程度のバジェットだ。そのほとんどが日本の至るところにシャワー効果で注ぎ込まれるのだから、物凄いことだ。10月の国境開放オープン以来、3月のマスク着用義務の撤廃、そして桜と数年間待っていた日本ファンに決定的な一撃を与えたのがこのNOMA KYOTOであることは間違いないだろう。観光客に大きな魅力を与え、日本のインバウンド復活を後押しているのが、日本に魅力を覚えてくれたデンマークのレストランということも興味深い。Noma Kyotoのオープン以降、周辺の宿泊施設や飲食店、観光地への来訪者数が急増し、地域経済へのインパクトも大きい。

久しぶりに降り立った京都は、まだまだコロナ前の歩けない状態ではまだないが、京都駅前のタクシー乗り場も超満員でタクシーをチャーターしないと乗れない状態だ。ちょうど帰国していた社長のPeterと朝食をともにして、色々とキャッチアップした。彼とはInuaオープン時に日本に家族で住んでいた頃からにご近所だったということも手伝い、家族ぐるみの付き合いになった。それ以来、頻繁にお互いで行き来しているのだが、NOMA KYOTOもオープンから一ヶ月近く経って少し安堵の表情を浮かべていたのが印象的だった。

ぜひもしチャンスがあるのであれば、このNOMAのレジデンシャルポップアップは行かれた方がいい。世界標準のJAPANをNOMAの素晴らしい料理と、そして世界から集まったゲストの雰囲気も含めて、体験出来る数少ないチャンスだと思う。そしてこれがインバウンド復活の狼煙だと考えると、とても感慨深いイベントなのだ。

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