見出し画像

WAGYUMAFIA BURGERがジワジワ来ている

コロナ禍でスタートした僕らのWAGYUMAFIA BURGERが、ついWAGYUMAFIA THE CUTLET SANDWICHの一日の売上を突破した。中目黒のカツサンドはモンスターである。その店を作ったときに「目標はいくら?」と聞かれたことがあって、僕はすぐに1000万と伝えたところ、鼻で笑われたことがあったが、その店は2500万円を叩き出した。そんなモンスターを超えるわけだから、瞬間風速とはいえ、いい風に乗れている気がする。

コロナ前を知らなかった新しいスタッフは、いつかはこの店が満員になると伝えても誰も信じていなかっただろう。なにせ全く客が来ないわけだ。1万円のバーガーを食べに来るのは同業の冷やかしと、心ある常連がスタッフに会いに来るぐらいだった。それでも僕らは店を開け続けた。休みは無しで毎日、ずっと。この姿勢が良かったんだろうと思う。フラッときても必ず出会えるのがWAGYUMAFIAのバーガーだからだ。思えばワールドツアーで出し続けたバーガーだ、マクドナルドの本社前でもゲリラ的にBIG WAGを出したりもした。愛情を込めて育ててきたからこのジワジワ感が本当に嬉しいのだ。

僅か8席、パティもオーダーしてから手切りしてハンドチョップしてパティを作る。そんな無謀なチャレンジをし続けたからこそ、こうして世界の人々が集まってくれるようになった。「世界中のバーガーを食べてきたけど、こんな店は初めてだよ」と、ミラノから来たというそのゲストはそう興奮気味に伝えてきた。WAGYUMAFIAじゃないとやらない、やれないことを目指さないと意味がないなと、やっぱり思うのだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?