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海外の労働者がもたらす全く新しい食文化

照寿司TOKYOの3日間が終わり、終了後に久しぶりに両スタッフと飲みに行く。日曜日ではあったが赤坂界隈は色々な店が集まっている。かなりご無沙汰していたが、昔赤坂に引っ越してきたときに食べたサンギョプサルの店を訪れることにした。ネパールから来た若者が3名頑張って働いている、店内は満席である。深夜であったので僕ら家族となべちゃん家族は早めに後にしたが、深夜の時間でフルコースを食べられる国というのも凄いことだが、お会計の金額の低さにもびっくりしたし、そのすべての凄さを支えているのが海外から出稼ぎに来た外国人労働者であるということは忘れてはいけない。ここまでの円安が進むと、彼らがファーストチョイスで選ぶのが日本ではなくなってしまう可能性もあるからだ。

昨日は中国人youtuberが紹介していた、東京で食べられる本格中華みたいなところを攻めてみた。場所は大久保である、住宅地のど真ん中を進んでいくと先にも登場したネパールが築いた独自文化であるインネパカレーの隣、そこのその店はあった。店内はほぼ中国人で、中国が飛び交っている。一切の娘におにぎりを食べさせようとすると店員がすっとんできて、「豚は入っていない?」と素材の確認をしてくる。陝西省の西安出身、おそらく回族なのだろう。イスラム圏では当たり前だが、初めての日本での体験が新鮮だった。本場さながらの食事を頂き、会計時に店員の女性と色々と話したのだった。

日本が多くの海外の人材を迎えることは、多くの食文化などのカルチャーを輸入することになる。僕らは香港、シンガポール、サウジアラビアなどすでに多国籍に展開していることもあり、このカルチャーが交錯する瞬間を常に見ている。そんなことを考えながら、冒頭の照寿司TOKYOのチームで打ち上げに戻ろう。馴染の客がいつもするコールをサンフランシスコから働きに来ているスタッフのペイトンに英語でコールしてもらい、乾杯する。全く新しい時代に突入した、そんな瞬間をこのメンバーで迎えられたことが何よりも嬉しいのだ。


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