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照寿司とWAGYUMAFIAの現在

前回の3月末のセッションがヨーロッパツアー中だったので僕は出られなかったのだが、今月も照寿司なべちゃんチームが帰ってきてくれた。マシンガンのようにお互いの近況報告をしあってすぐにキッチンイン。お互いのチームの感覚もポップアップ時のような感覚とは全く違う。地が足につき、しっかりとしたチームワークが伴ってきている。当然、クオリティ面にもますますの磨きがかかる。以前、シルクドソレイユのチームと話したときにポップアップと常設では明らかにクオリティが違うといった言葉を思い出す。

僕もこのセッションをとても大事にしている。なべちゃんのプロフェッショナリズムから学ぶことは大きい。今回もしっかりと東京のゲストのこと、そしてWAGYUMAFIAと組んで東京進出していることの意味をメニューの中に落とし込んできている。インスタライブを使っての二空間を接続するアクションなど、ギミックの中にもフォロー数を増やすというアイディアが盛り込まれていて、彼がマーケティング面においてもその類まれなる才能を持っていることを理解する。世界の寿司屋さんでもこんな発想出来る職人はいないんじゃないかな。

セッションの中でとても楽しいのが、照寿司のお客さん、そしてWAGYUMAFIAのお客さんがインタラクトする瞬間だ。この瞬間、とても胸が熱くなる。この仕事をしていてよかったなとつくづく感じ、来て頂いたゲストに感謝する。多くのゲストは戸畑を経験してWAGYUMAFIAを経験する、そしてWAGYUMAFIAから戸畑へと多くのお客さんが訪れている。

セッションの最後で渡邉さんはこう叫ぶ。「照寿司もWAGYUMAFIAも単なる飲食店ではありません。僕らはエンターテインメントを皆さんに提供しています」寿司屋では世界初であろう、コの字型のカウンターからお客さん同士が笑顔になり、時には新しい友人となり、この地からまた飛び立っていく姿をみると最高な瞬間なのだ。

世界が戻ってきている、彼らがこの輪でスパークしたらと考えると楽しみでならない。今回の3Daysに来ていただいたたくさんのゲストに改めて感謝したい。

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