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誕生日のカウントダウンはやっぱり渋谷のTAMAにて。

日本に帰国してから照寿司TOKYOの3Daysだ。隣ではWAGYUMAFIAの最初のポップアップを支えてくれたバロンルージュのJunさんのポップアップ、そして六本木からWAGYUMAFIAに参戦したヒデキママがYATCHABARでゲストと話している。台湾から弾き飛ばされて赤坂で覚醒した谷口が握る町寿司も超満員だ。ありがたいことに僕らの居場所がないぐらいの状態、照寿司のなべちゃんに外にいこうか?と話して、TAMAの玉ちゃんに電話する。ちょうど彼のバースデー、そして20分後には僕のバースデーというメモリアルなタイミングに行くのはここしかない。

到着するや否や、なべちゃんがドンペリをぶっ放してくれて、ダブルおめでとうをしてくれる。いつになってもドンペリは僕らの思い出の味だ。たくさんの思い出がこのボトルには詰まっている。僕らから玉ちゃんにおめでとうということで、開けてもらったのがアンリ・ジローのエスプリ。おもえば昔このシャンパンを玉ちゃんにたくさん買ってもらったんだった。久しぶりに飲む樽香効いたこの酒が美味い。唐揚げやってるよ、絶妙なタイミングであがってくる唐揚げ。そしてなべちゃんが頼んだポー玉。「玉ちゃんは本当に料理に向き合っているよねぇ」と、なべちゃんがその丁寧な仕事ぶりに感心していると、黒酢の酢豚のかわりにシャンウェイの毛沢東風にするのはどうかい?と聞いてくる玉ちゃん。僕らはもちろん的な異口同音。

サーブされるときにうちの親父は中国国民党だったから、毛沢東じゃなくて蒋介石かなーっとサーブする玉ちゃん。なべちゃんと僕も今日はタイラギにガラムマサラを落として、サウジアラビアの砂漠を表現したメニューを出した。遠くシルクロードで繋がった大地が、渋谷の玉で合流したそんな味だった。「16年前に浜ちゃんに会った時にまさか料理の話を今こんなにしているなんて誰も想像できなかったよねぇ。」と玉ちゃんが嬉しそうになべちゃんと話す。そして飲むのは「おなら」と僕らが俗称している㐂六のソーダ割り。会計が終わってもやっぱり「もう一杯ラウンド」でが始まって大笑いな深夜の玉会が始まる。すべてを失って一番大変だったときによく朝まで一緒にいて、一緒にTAMAを掃除して椅子上げしてたなーっと一緒に笑う。本当の家族のような仲間たちと、そして僕の新しい家族と一緒にいられるのが心から感謝だなぁっと思うのだった。

なべちゃん、玉ちゃんごちそうさまー。

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