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いよいよWAGYUMAFIAクラウドファンディングスタート。京都から世界へ!

弾丸で京都に行ってきた。京都にプレオープンしたばかりのWAGYUMAFIA THE CUTLET SANDWICH KYOTOの最終微調整をしに訪れたのだった。2時間ほどの滞在にはなったが、久しぶりに京都の春の空気を味わえた。そしてみんなが京都、京都と騒いでいる中で、実はそうではないんだろうなというのも分かってきた。まずは京都駅に到着すると途方もないタクシー乗り場の行列が迎えてくれる。眼の前のMKタクシー、そして隣にあるホテルでもタクシーを拾えたりするのだが、そんな説明が全くない世界では、ここに並ぶしかない。疲れてたどりついた観光客がさえない顔で並んでいるのが切ない。そりゃそうだ、1時間待ちは余裕だろう。

今回僕らは先斗町の小さな物件を選ぶことにした。僕らが生まれた京都だ、もう一度初心に戻るということと、京都というビッグネームに踊らずにスモールビジネスを丁寧に展開したいという思いからだった。それでも「京都はやらないの?」という声に対して、僕は常にいまではないといい続けてきたが、このコロナ明けのタイミング、そしてこのコンパクトなスタート、そして祇園ではなくて先斗町にある元小学校後というのも僕ららしい決断だったと今思う。スモールスタートとはいうが、僕のレストランプロデュースのすべてが入っている。入店するととても気持ちがいい、一緒にデザインをしている友人も「いやーここは気がいいわ」とずっと伝えている。中目黒も風が舞う、川のせせらぎが聞こえそうで実に気がいい場所だ。そんなカツサンド店の伝統を受け継いでいる。

僕らのカツサンドは高級である。新しい街でこの価格帯で勝負するというのはまたゼロスタートに近い。桜を目がけてきたゲストも、明日から京都なんだ、ちょっと顔出してくるねと行ってくれたりと、僕が心がけているハブ&スポークの考えでポイント戦略していることが、自然にゲストたちが実践してくれているのが嬉しい。おそらくこの街で本当のハイエンドというのはとても難しい戦いなんだろうと思う。古都京都はお金を使わずとも楽しめる素晴らしい街だ。腹が減ったらコンビニで世界レベルに安い弁当を買えばいい。ハイエンドの店はどこも予約でいっぱいだ。人数が多いとなかなか入れるところは少ない。そうすると直前でも予約可能な店をトライして、あーだったらコンビニでいいよねっていうことになってしまう。そんな京都で束の間の贅沢をサンドひとつで味わってもらえたらなと思う。

実はこの京都店、もう一つの仕組みを用意してある。そう外苑で大ヒットしているWAGYUMAFIAのバーガーも提供されるのだ。まだオペレーションが完璧ではないので、時間をかけてチューニングしていくがオープン時には僕らのバーガーも楽しめるようになることだろう。ここが僕の二段ロケットであり、なぜBURGERの名前を店名にしなかったかというところも熟考の上の決断だったりする。

6月9日のオープンに向けてクラウドファンディングも2年ぶりに立ち上がった。このタイミングをどうぞお見逃しなく。


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