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海外進出を本気で考える人のためのガイドブック

WAGYUMAFIAの海外戦略はハブ&スポークで考えているという話は以前にも書いた。戦略的な考え方のポイントとしては以下の2つのコラムを読んでもらうとわかりやすいと思う。3ゾーニングした中で、ゾーンごとにリージョナルの攻め方を変えているのであるが、コロナ禍を終わってようやく2018年に計画していた内容に近づいてきている。

東南アジアはシンガポールへの進出が決定したので、劇的にスピードアップすることだろう。ここから東南アジアの主要都市、そしてアジアのハブとなっている香港拠点との連携が可能となる。リージョナルでしっかりとしたチームを作っていく=ハブ化することで、スポーク展開していくことが可能となる。日本チームはまだまだが、京都、長崎のオープンをトランジションポイントとして次なるフェーズに入ることだろう。年内に日本国内のみで30店舗程度の体制へと進化する。

ここ中東はまずはサウジアラビアに2都市にオープンし、ハブ化するキー都市を現在チェックしているところだ。この地域での展開はまだ多くは書けないが、日本に似たような展開が出来るのでは?と考えている。都市決定とチーム編成は同時並行で動いている。この動きをしている世界レストランブランドの顔ぶれはだいたい同じなので、横のブランド同士色々と協議することも多い。今日もそのイギリスのブランドと協議して、お互いの情報交換をする。彼とも黎明期時代の、肉を手売りしていたときからの付き合いので、よくここまで登ってきたなぁっと笑われる。長い友達は、情報戦を戦うときに大切だ。彼らが他に展開しているところの数字も全て教えてもらうからだ。

それにしても中東最大のプロジェクトの幾つかからオファーを頂いているが、日本の飲食はひとつも入っていない。聞けば、日本はなかなか難しんだよとそのハードルの高さをそう考えるとやはり「ウルトラ・ニッチ」な可能性がここにも眠っている。色々なヒントをこの一冊に書いたバイブルなので、ぜひ読んでもらえたら嬉しい。


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