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転職活動を振り返る③-マネジメント経験の幅を広げるためメガベンチャーへ-

こんばんは。ずっきーです。
昨日、一昨日に引き続き、転職活動の振返りをお送りします。(このテーマは今日で完結します。長かった)

これまでの振返りはこちら

地に足ついた転職活動

2020年の年明け、人生3度目の転職活動をスタートする。

このときの活動目的は、腕試し的な要素が強かった。年末年始の休みで今後のキャリアを考えたときに、イメージが湧かなかったというか、どれくらい評価され、どれくらい通用しないのかが分からず困ったので、とりあえずやってみようと。業界経験も3年が経とうとしている中で、一度マーケットに自分を晒してみよう、という意図でした。

初めての転職活動の振返りでも触れたが、“転職するか否かは内定をもらってから考えれば良い”と考えているので、今回もとりあえずレジュメ書いてエージェント登録。目的もはっきりしていたので、とにかく求人数が担保されている最大手のエージェントにした。

担当について頂いた方は、その道20年以上の超ベテランで、すごく心強かった。企業側からのFBも丁寧にフォローしてくれたし、厳しいことも言ってくれた。自分の立ち位置が変わると担当者も変わることを痛感した。

一通り目的を伝えた上で、求人を紹介してもらうが、意外と行きたい、と思う会社は多くなかった。当時の僕(デジタル広告運用経験3年)のキャリアステップとして一般的なのは

・代理店(専業から総合や大手へ)
・媒体社(Google、Meta、Yahoo!等)
・事業会社のマーケ部

だったのだが、

代理店への転職は、ない
(グループ会社のデジタル担当として博報堂に常駐していたので、環境は充分。競合に転職する人もいたが、それは人としてやるべきではないと思った)

媒体社、もない(媒体が限定されてしまうので)
事業側、もない(業界が限定されてしまうので)

そのようにして望む環境を言語化していくと、主にwebを起点としたサービスを多く展開している大手企業で、マーケター及びマネジメントとしての幅を広げたい、という考えに至った。

パッと浮かんだのが、楽天と青のR(『まだ、ここにない、出会い。』)で、その2社だけ受けることにした。他の求人に関しては「これなら、ウチ(現職)で良いじゃん」というか、今の環境や得られる経験・機会と比較して魅力的なモノは少なく、最終的に転職はすることになるのだが今の環境も悪くないな、と思えたことも大きな気づきであった。

幸い、どちらの企業も書類選考は通過し面接に進むことができた。そして複数回面接を重ねていくと、両社の事業フェーズの違いや採用の目的などが見えてきた。

楽天は、広告事業を大きく立ち上げているフェーズで、プレイヤーとしての腕もそうだが、拡大期を中核で支えるマネジメント人材を求められている印象だった。もう1社は、各事業のウェブマーケターをセントラルに集めたマーケティング室という名の組織を作っており、人材とナレッジの集中化を進めていた。採用の目的もどちらかというと腕利きのプレイヤーを求めている印象だった。

僕の業界経験も当時で3年弱なので、とてもではないが“腕利きのプレイヤー”を名乗るほどの者ではない。一方で、デジタル広告×マネジメント、という視点ではGAPの経験も含め、組織作りや人材育成に関する経験も知見も自信はあったので、その意味でも楽天の方がマッチしている印象はあった。

また、自分自身のキャリア観としても、所謂スペシャリストとゼネラリストの分岐でいうと明らかに後者であることは自覚をしていたのだが、この活動を経てよりシャープになった印象がある。“あまり市場価値を感じていなかった”GAP時代の経験の有用性もこの頃強く実感するようになった。結局機会は無かったが、楽天であれば仮に異動等で金融やモバイルに行くことになっても、その業種でのマネジメント経験を積めるのであればそれはそれで面白そう、とも思っていた。

試合に出れる環境を選ぶ

この話は明日改めて書こうと思っているが、転職先を決める上で“試合に出れそうか”というか、自分の強みだったり経験が組織の求めているそれと合致するか、みたいなことは結構大事にしたほうが良いと思う。入って終わりじゃないので。

そんなこんなで楽天から内定を頂戴し、転職自体の決断もした。腕試し程度で始めた今回の活動だったが、タイミングも含めて楽天には“今”飛び込むことで得られるものがあると思ったからだ。この判断も、後から振り返っても間違いなかったように感じる。

一方で、現職に対しての退職の申し入れは心苦しさがあるものだった。GAPのときは自分自身の“やりきった感”もあったし、上司にも驚かれはしたが、キャリアチャンジという意味で快く受け入れてくれた。

しかし今回は違った。

未経験からここまで育ててもらい、チームも任され、『次のマネジメント候補として期待していたのに残念だ』という言葉ももらった。そのような意味でも申し訳なさはすごく残ったし、自分のキャリアの為に前に進むと決めたものの、悪いことをしている気分になったのも覚えている。だからこそ、最後の最後まで与えられた仕事は全うしようと強く思った。

3月末に退職の申し入れが受理され、その後の業務引き継ぎが終わっても、退職日までは2ヶ月程の時間があったのだが、その期間なんと20卒の新卒教育を任せて頂いた。辞めるヤツが教育に携わって良いものか、と思ったが、最後の仕事だと思って取り組んだ。コロナ禍フルリモートだったので、関係構築も難しく色々手探りで進める部分もあったが、上手く緊張を解しながら進めることを意識した。ここで得たノウハウは、同じくリモート環境でスタートする楽天入社後の関係構築にも大いに役立った。

しかしまぁ、IREPでの日々は今振り返っても楽しかった記憶しか無い。金曜日開始のYouTube広告の配信が出なくてそのまま3連休が潰れたこととか、深夜にオフィスの会議室でアップルの新製品発表の動画を見たりとか、色んな意味で今はもうやれないけど、刺激的な仕事がたくさんあった。

業務外でも野球好きでコミュニティ作って、一回も仕事したこと顔ぶれで野球見に行ったり、上司が博報堂経由でプレミア12のチケットを仕入れてくれて一緒に観戦したりと、今にも繋がる人間関係が多いのはIREP時代の人たちです。自分に関わってくれた皆さま、本当にありがとう&これからも宜しく。

なんだか、昨日の投稿も含め転職の振返りというか半分はIREPへの愛を語る場になってしまったが、一旦、転職活動の振返りはこれにて完結。

まとめ

改めて、これまでの3社は自分の中では以下のように捉えている。

・GAP→働き方をインストールしてくれた会社
・IREP→自分の人生を変えてくれた会社
・楽天→自分に自信をつけさせてくれた会社

このように振り返ってみると、今までは『会社が自分に何をしてくれるか』という視点でキャリア選択をしていたが、4月から働く次の会社は『自分がこの会社をどうできるのか』という視点で決めたような気がする。今気づいたけど。

4月からの転職についての振返りは、まだ楽天に在籍中ということもあり、今書くべきではないと思うので、もう少し時が経ってからにします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!

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