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学級通信で使えるネタ02 『やればできるの話』

とある町で小学校教諭をしているわいぬです。
運動会がもうすぐ控えている自治体の先生方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は「応援」をテーマにした通信のネタをご紹介します。

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 ティモンディ高岸宏行さんが独立リーグの栃木ゴールデンブレーブスに入団したことが昨年の7月にニュースになりました。

 高岸さんはお笑い芸人だけではなく、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演する俳優でもあります。

 芸人・俳優に加えて独立リーグのプロ野球選手、3足のわらじ。
 三刀流ということです。

 高岸さんは強豪愛媛の済美高校から大学へ進学しました。しかし、大学時代にイップスというものに悩まされていました。
 投げたいところに投げられないという心理的症状です。
 高岸さんは誰にも相談できず、何度も何度も投げ込みをおこなったために肘を壊してしまいました。

 インタビュー記事では、「自分の中でも野球が楽しくない、嫌いになってしまいそうなくらい落ち込みました。」と答えています。
 「ぼくの人生には野球なんてなかった。」と思い込もうとしたが、野球人生を振り返った時、自分の力になっていたのは周囲からの「応援」だと気づいたそうです。そして「余生は応援する側に回ろう」と決意します。
 応援できる仕事を探している時に目に留まったのが、東北の復興活動に奔走するサンドウィッチマンの姿。

 そうして相方の前田さんを誘って、芸人の道に進み、サンドウィッチマンの所属事務所の門を叩いたのです。

 高岸さんがよく言う「やればできる」は母校・済美高校の校訓だそうです。そしてインタビューでこう語っています。

「僕の『やればできる』っていうのは、『やれば成功する』ではなくて、『やれば成長できるよね』っていう思いを込めています」
(NHK「インタビューここから」21年5月5日より)

 高岸さんは、周りはもちろん、自分自身に対しても「応援」を続けているに違いないのです。

 友だち、保護者の方々、先生たちの”応援”を通して”やれば成長できる”そんな運動会であってほしいと話をしました。

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人の成長を認め応援できる。
そういった関係が学級に広がっていくきっかけになればいいです。

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