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ミュージカル『バンジージャンプをする』②【レン(チェ•ミンギ)】

前回の続きです。そして、最初に書くべきだったのに書いていなかったので、『バンジージャンプをする』の内容について書きます。

ミュージカル『バンジージャンプをする』は2001年に公開されたイ•ビョンホンさん主演の映画が原作とした創作ミュージカルです。これまでも数回上演されています。

物語の主要人物はソ•インウ、イン•テヒ、イム•ヒョンビン、オ•ヘジュの4人です。私の勝手な主観で人物紹介します。

ソ•インウ:この物語の中心人物。彼が大学生のときにテヒと出会い、恋に落ちたことから物語が始まる。大学生のころから国語教師になることを志し、17年後国語教師としてソウルの高校に赴任している。そこで、なにかとテヒを彷彿させるヒョンビンと出会い、運命の歯車が狂い始める。

イン•テヒ:ある雨の日にインウの持っていた傘に入ったことからインウと運命的な出会いを果たす。標高の高いところでも物怖じしない、勇敢な性格。インウが兵役に行くと知り、帰ってくるまで待つつもりでいたが、、、

イム•ヒョンビン:天真爛漫な性格の持ち主。クラスメイトのヘジュのことが大好きで、好きな気持ちをストレートに表現している。担任であるインウのことは生徒を信じてくれる優しい先生だと思っているが、自分に対する態度の変化に戸惑い始める。

オ•ヘジュ:ヒョンビンと同じくインウの担任のクラスの生徒。ヒョンビンが気持ちを伝えてくるのに対し少し戸惑いつつもヒョンビンの気持ちを受け入れている。しかし、担任であるインウがヒョンビンを好きであるという噂が広まっていき、、、

と主要人物はこんな感じですが、インウが担任をするクラスの生徒たちや、先生たちも登場し、かなり賑やかなミュージカルになっています。

このミュージカルは、場面がインウの「大学生時代」と「現在」(物語の中では現在だが、設定としては2000年ごろ)を行き来して展開していきます。おもしろいなと思ったのは、大学生時代ではインウの友達役の役者さん2人が現在では学校の先生役として全く別人として登場することです(「現在」の場面でもインウの友達としても出てきます)。最初はこんがらがりそうでしたが、役者さんたちがとても上手いので、しっくりきます。そして、この2人はこの物語の中でもコミカルな面を引き受けている役で、掛け合いがおもしろくて笑ってしまいます。

↑前列、真ん中と右端の方がインウの友達役の役者さんたちです。途中で役者さんが変わりますが、同じ役の俳優さんです。


私は5回券を購入して見ています。キャストが毎回変わるので、同じ役でも別の解釈があるんだなと思って、同じセリフ、同じ歌なのに見ていて飽きないです。同じ役者さんでも相手役の方が変わると演技も変わります。なので、この人とこの人だとこの場面はどういうシーンになるんだろうという楽しみもあります。どのミュージカルでも言えることかもしれませんが、同じ内容のミュージカルを複数回見る機会が今までそんなになかったので、今回その発見ができて良かったです。(今年の始めごろに『EQUOL』という2人芝居のミュージカルも複数回観たのですが、今回は登場人物が多く、キャストの組み合わせも沢山あったので、役者さんが変わると、観る側の感じ方が変わってくるというのを改めて感じました。)

またまた続きます、、、


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