「物件への投げ銭」機能の開発の背景

先日、placeof(プレイスオブ)で「物件への投げ銭」機能をリリースしました。その詳細な使い方はこちらを見て頂くとして、その開発の背景を簡単にまとめておきたいと思います。

物件は「次の人」を適切に見つけることが出来たときに、文化・歴史の継承、そして富の蓄積がされます。
日本を始めとして多くの国で「人口減少社会」になるときに、「次の人」を見つけることはこれまで以上に難しくなっています。
ところで、YouTube・Instagram・Twitterなどで物件情報を発信する方も増えています
昨今アメリカで発生している住宅不動産仲介手数料に関する巨額訴訟は、10~20年前に誕生した不動産Webポータルの発展が買い手/借り手の行動を大きく変化させてきたことに由来すると思われます。この訴訟はNARの和解案受諾(2024年6月に判事が承認予定?)で一件落着かと思われたら、司法省はまだ攻めの姿勢を見せているようで、正直良くわかりません。
どのような結末になるにせよ、アメリカで買い手エージェント産業が今後も成立するのは難しいのではと思います。買い手エージェントと売り手エージェントと協力で住宅不動産市場が形成されていたなか、それは大きな変化になると思われます。
アメリカの住宅不動産ポータル大手のzillowは2024年2月にLisiting Showcaseなる売り手エージェント向けのサービスを提供開始しましたが、今後はこうした売り手側に対するサービスが増えていくと思われます。

重要なのはこうしたWebポータル・YouTube・SNSの時代であっても、不動産市場では売り手/貸し手側と買い手/借り手側が協力しなければならないということなのだと思われます。
今回リリースした「物件への投げ銭」機能を契機に、こうした新しい時代の協力のカタチを模索できればと思います。


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