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HCD基礎検定って何!?という方へ向けた体験記

これはYUMEMI Desin Advent Calendarの一日目です




はじめに

こんにちは、わかぼです。
もうこんな時期が来たのか…という気持ちでいっぱいですが、ゆめみデザインギルドのアドベントカレンダーのトップバッターを務めさせていただきます。
さて!初回はHCD基礎検定の受験記録です!HCD?なにそれ?という方にも読んでいただけるような内容にしようと思っています。ぜひ最後までお楽しみください〜!🌟

HCD基礎検定とは?

HCDについて

まず「HCD」という言葉が聞き慣れない、という方もいるのではないでしょうか?そんな方に向けて、ざっくりとですがご説明します。
HCDとは「Human Centered Design(人間中心設計)」の略称です。「人間、または、ユーザーが求めている本質的な価値を実現するための製品やシステムを設計するための体系的なプロセス」を指す言葉なのですが、これだけだとちょっと理解が難しいですよね…。

ここから、私独自の見解も混ざっているのであくまでイメージとして受け取っていただきたいのですが…、サービスや製品を利用者視点で見たときに、本当に達成したい目標が「山頂」だとすると、HCDはそこまでの「道を整備すること」…と捉えていただけるとわかりやすい、かもしれないです。もっと言うと、登山者がそれぞれ目指したいゴールに向かって迷わず、安全に辿り着けるような道を示して整備してあげること、だと思っています。
山道の安全を守るためには、ぬかるみや、土砂崩れが起きていないかどうか繰り返し見回りを行うことが重要ですし、初心者からベテランまで、さまざまな登山者が利用することを考慮しなければいけません。
山道が安全であることで、登山者をはじめ、山のふもと周辺に住む人々の生活そのものが安全で豊かになっていくかもしれません。さらには山に住む動物たちに不利益を押し付けない共生のあり方…などにも目を向けることができたら素敵ですよね…!🏔
このように、今までのことやこれからのこと、そしてもっと先の未来のことに目を向けて繰り返し改善を行なっていく「良い道を作る心、行い」を貫くための方法が、「HCD」にはある…!と言えるのではないでしょうか。(どうかな?)

さて、ここまでHCDというプロセスについて私の言葉で軽くご説明させていただきましたが、この「HCD」を推進している機構がありまして、そこの説明を読んでいただいた方が、もっと詳しく、正しく知っていただけると思いますので、ぜひ興味が湧いた!という方はこちらご覧ください。

HCDで実施されている検定の種類

さて、私はアプリやwebサイトを作ることを生業としていますが、そこで作ったプロダクトが本当に様々な場面で、本当に多くのユーザーがいる環境で利用される/されていることを考えると、この「HCD」というプロセスについて学ぼう、いや、学ばねばならない…!という考えに至ったことも共感いただけたのではないでしょうか?

実は「HCD」を推進している機構…とご紹介した「人間中心設計推進機構」(そのままやないかい!)は、HCDの考え方を推し進めるべく公式の認定制度を設けていて、基礎となる「HCD基礎検定」があり、さらに「専門家」「スペシャリスト」と呼ばれる認定資格を定めています。(←「スペシャリスト」になるのは超大変そう)
私が今回受けたのは「HCD基礎検定」で、割と最近始まった検定であり初学者でも気軽に受験できるものなので、いきなり専門家やスペシャリストに挑戦してみるのが不安という方や、もっとHCDの考え方を知りたい!という方の学習の通過点として受験することをお勧めします✌️

受験の動機

ゆめみメンバーからのすすめ

ここまでで「お主…回し者か?」という疑いの声が聞こえてきそうですが、恥ずかしながら、受験の動機は全社的な受験推進キャンペーンがあったから、です。…だって、そういう検定って、なんだかちょっと身構えちゃうじゃんね!
だけど、このキャンペーンがあったから40名近い(マジっぽい)ゆめみの仲間たちと一斉に受験できたわけです。

〜HCD基礎検定 みんなで受ければ 怖くない〜       わかぼ

そして、私が所属しているデザインチームの中でもみんなで頑張って勉強しようよ!というムーブが起こって、おかげで通常業務で忙しい中でもしっかり勉強に励むことができました!(みんな本当にありがとう🥲)

私的な受験の動機

ゆめみの中でキャンペーンがあったことと、私の身近にいる方達が学ぶことに意欲的で引っ張ってもらえた(それは本当にもう)ことは非常に大きいですが、冒頭に書いた「そこで作ったプロダクトが本当に様々な場面で、本当に多くのユーザーがいる環境で利用される/されていることを考えると、このHCDというプロセスについて学ぼう、いや、学ばねばならない…!という考えに至った」というのは嘘ではありません。

というのも、入社をして数年と、その前の学生生活の中で「デザインする側」になってよく思うことは、デザインすることは魔法を使うようなことではなく、突き詰めた先に必ずどこかに限界があるということです。(表現技法を磨くことは掛け算的に新しい可能性を生み出していく活動なので可能性は無限大ですが、ここで私の言う「デザイン」はある環境の中で求められた状態を目指して設計を行う行為、です。)
技術の進歩によって達成できるようになることはあっても、普段使っている包丁とまな板が勝手に動いて私のためにあたたかい食事を用意してくれることがないように、望んだ結果、必ずしも思った通りのものが作れる、なんてことはないんだと思います。

ちょっと夢がないようなことを言ってしまいましたが、「デザイン」する行為が、デザインされたものやことを利用する人たちを、まるで夢のような便利さで温かい気持ちにしたり、とびきり美しいと感じる感動を届けることができると私は信じて(知って)いますし、自分のできる仕事の中で、可能性を広げて(伝えて)いきたいと思っています。

さて!話を戻します。
そうは思っても、具体的に何をどんな風にしたら、多くの人を暖かい気持ちにして、感動させられるデザインになった、と言えるのだろうか。
デジタルプロダクトをデザインするデザイナーとして、何をすれば良いものと言えるのか?1人では達成できない目標にどんな風に立ち向かっていくことができるのか?と、指標を求めていた私が出会った一つの答えが、「HCD」を学びながら見つけられそうな気がして、受験のモチベーションにつながっていきました!

受験してみたいという方へ

ここまでは自分語り的な内容が多かったので、ここからは読み手中心設計()で書き進めていこうと思います!簡潔に!

こんな人におすすめ!

  • サービスやプロダクトをつくることが好きで日常的に行なっている(特にデジタルプロダクトの設計・開発を行なっている)方

  • HCD専門家・スペシャリストに興味があるけど助走を必要としている方

  • 何か指標を探しているデザイナー

受験してみて感じたこと

  • 事前にPDFとビデオの教材、10問くらいの模擬テストが配布されました。(期間内であれば何回も視聴できる)

  • 試験はwebで行われます。時間内であればいつでも始めていいし、終わっても良い。パスワードの設定とか、受験本番のログイン手順だとかを事前に確認する必要があります。メールで連絡が来るのでよく使うメアドで登録してください。

実際に行った対策

結果的に、配布された教材をしっかり読み込んでいれば合格できたかもな?と思いますが、HCD-Net公式が販売している「人間中心設計入門(HCDライブラリー)」と「人間中心設計基礎」を購読しました!
配布教材の内容は「人間中心設計入門」の内容をピックアップされたような感じだったので、配布された教材でざっくりと流れ・試験範囲を把握してからしっかり理解するのにこの2冊は非常に役に立ちました✨
HくんとCちゃんとDog()が可愛いく易しく教えてくれます。

最後に

ここまで読んでくださりありがとうございました!
この後年末に向けてまだまだ楽しい記事が待っているので、私の記事がタイプじゃなかった…という正直なあなたも、楽しく読んだよ!と言ってくれる優しいそこのあなたも、ワクワクして次回をお待ちいただけると嬉しいです!

最後に、チェックアウト的にご紹介💫
何と今年はゆめみのオフィシャルフォント「YUMEMI Sans.」が公開されためでたい年だったりするので、本記事のサムネイルは「特設サイト」で展示中のビジュアルを起用してみました!(や〜めでたい!素敵だね✨)
コーポレートフォント「YUMEMI Sans.」の公開秘話が以下リンクから読めます。興味がある方はぜひチェックしてください〜!😻

今年もあと1ヶ月ですね。いろんなことがあったかと思いますが、みなさんの2023年が最後の最後までハッピーに向かい続ける年でありますように〜!!ではまた🌟👋

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