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泣きんぼう母ちゃん

泣くのが苦しかったころ

メンタル不調が一番やばかったとき、子どもの前でもびゃんびゃん泣いていました。
当時子どもは2歳と4歳。
突拍子もなく泣くので子どもに心配されます。
「お腹が痛い」とか「足をぶつけた」とか、毎回ごまかしていました。

泣きやもうと思っても自分の意志じゃどうにもならないし、「母親のくせにみっともない」「こんな母親で申し訳ない」と考えてしまうので余計泣きに拍車がかかります。

少し回復

仕事を休み少しだけ回復したころ、だんだんと泣くことを肯定的にとらえられるようになりました。
脳みその何かしらがうまくはまってないから涙が出るのは仕方がないと、開き直ったと言った方がいいかもしれません。

開き直ってしまえば、冗談のきつい旦那にも「今の悲しかったけん抱きしめろ。」などと言って旦那を巻き込んで(笑)泣けるようになりました。

救われた言葉

私が前向きに泣くようになったせいか、私が泣いていても旦那もそれほど深刻にとらえることはなくなりました(私としてはありがたかったです)。
そして、いつもどおり(?)泣いていると上の子が「かかなんで泣きよんの?」と来ました。
旦那は理由を知っていましたが子ども相手だし「わからん。なんでやろうなぁ。」と言いました。
すると子どもが「かかが泣きんぼうやけん?」と答えます。

泣きんぼう。
きっと怒りんぼうとか忘れんぼうの仲間でしょう。
その言葉がかわいくて私は笑ってしまいました。
「そうで。かかは泣きんぼうなんで。」と言えました。

前向きに泣けるようになったとは言え、まだまだ子どもに対しては申し訳なさや情けなさでいっぱいで、「泣いているところは隠さねば」「子どもの前では泣いてはならぬ」と思っていました。
それでも完璧に隠すのは無理で、うっかり見られようもんならまた泣くことへの罪悪感にさいなまれます。
後ろ向きの気持ちが強すぎて、せっかくの前向きな気持ちもすぐに消えてしまいます。

でも泣きんぼうと言われて心が軽くなりました。
泣きんぼうという言葉の軽さに、大したことじゃないのかもと思えました。
子どもも泣きんぼうの私を受け入れてくれていると感じました。
泣くことを否定しているのは私だけでした。

もしかしたら親も弱っているところを見せてもいいのかも、とそのとき初めて思いました。
親も人間。
いいときもあれば悪いときもある。
そう考えられるようになってから回復のスピードが上がったような気がします。

最近の私

でもやっぱり親は元気な方がいい!
おかげ様でだいぶ元気になりました。
今年に入って8カ月で泣いたのは多分1~2回だと思います(理由は旦那との喧嘩です笑)。
これは私の平常運転です。

子どもの将来

親が泣きんぼうな子どもはどんなふうに育つのでしょうか。
吉と出るか凶と出るか、まだわかりません。
私の願いとしては人の弱さに寛容な人になってくれたらいいなぁと思います。

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