見出し画像

覚えのないあざと忘れられないこと

脚のむくみ予防に毎日リンパマッサージをしている。いつもどおり揉んでいたらズキッと痛みが走った。

足の甲が痛い。内出血しているような痛みだ。

子どもを産んでから、いや妊娠してからかな?知らないうちに内出血していることが増えた。ぶつけた記憶がないのに、しっかりあざがあるし、律儀に痛い。

足の甲をひどくぶつけるシチュエーションってなんだ?硬いものでも落とした?なにかを蹴ったということもないはず。サッカーもしていない。
なんにせよ相当痛かったはずだぞ。でも記憶にない。

ぶつけた覚えがないのだから痛くなくていいのになと思う。せっかくぶつけたときの痛みの記憶がないのに、この足は現在進行形で痛み続けている。損した気分だ。足の甲だから、正座も痛いし、フィットするタイプの靴下も痛い。生活のそこかしこに痛みのトリガーがあるもんだから、忘れられない。でも何度考えても原因は思い出せない。

これほどまでの痛みの原因を忘れてしまえるのなら、いっそあのときの恥ずかしさやいたたまれなさを忘れさせてくれ。
足をぶつけたことよりも、もっと忘れたいことがたくさんあるのに。なぜそっちは忘れさせてくれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?