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桜(日本三大桜)

昨年、生活環境が変わり、たまたま山梨県の山高神代桜と福島県の三春滝桜を見に行くことができた。
両方共国の天然記念物に指定されていて、いわゆる日本の三大桜と言われている。

最初に"見に行く"と書いたが、気持ち的には会いに行く感じだ。

最初に会いに行った山高神代桜は車ではアクセスしやすいが、公共交通で行くとまーまー大変だ。実相寺というお寺の境内にあるのだが、最寄りの駅からはタクシーで10分となっているが、バス亭からは歩いて30分。それも後半はまーまーの登り坂が続く。
でも何故か行った。モチベーションはなんだったのかよく覚えてないが、その桜の樹齢が2000年であることに心が動いたのかも知れない。

山高神代桜
圧倒感。

お会いできて嬉しゅうございます。そんな気持ちにさせる桜だった。花が満開だとか、じゃないとかそんな事はどうでもよくなる。2000年生き、生かされているその姿は圧倒的なのだ。枯れかかって人の力も借り復活して…。支えの数だけでもこちらを黙らせる力がある。
かなりインパクトのある経験だったので勢いづいて行ったのが福島県の三春滝桜。こちらはツアーが結構あったので楽して行った。前者とは違い、観光地度が高く、土産物や食べ物屋さんもかなり出て賑やかしい。滝桜の名の通り豪快で繊細なしだれ桜だ。

三春滝桜

となると三大桜の残りの一つも会いたくなる。

根尾谷淡墨桜
見る角度で形が変わるのも乙なもの
支えに囲まれ太幹にも物語を感じる。

岐阜県の根尾谷淡墨桜には今年会えた。
花が小ぶりでこちらも名の通り淡く儚い感じがする。
現地のカフェの方が言うには今年は咲き始めが早く、そういう時は花が長持ちするらしい。
こちらは周辺の山や川沿いにも色んな種類の桜があり、すでに散ったものも多かったが、満開だったらの姿を想像させる。

三大なんちゃらというのは色々あるが、経験してみると理由があってそう呼ばれているのだろうなーと実感したりする。

毎年決まった桜を見るのも素敵なのだが、大小、すんばらしい桜の風景は日本中にあるので、見たことのない桜にも会いに行けたらなぁと。
今年はあと幾つ会いに行けるのだろう。

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