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性的同意の欠如、ルッキズム、セクハラ、若者搾取…日本の搾取社会をラブストーリーで描いた問題作~ゾンビ映画が出てきた理由とは?~

キラキラ映画に見えて全然違う青春物語

愛の不確実さを描いたラブーストーリー『猿楽町で会いましょう』が6月4日に公開されました。女優志望の読者モデルと駆け出しのカメラマンが繰り広げるラブストーリーというと、キラキラとした青春映画に聞こえますが、人間が抱える利己性や欺瞞(ぎまん)、そして、日本の女性差別的な社会風俗を捉えた重厚なリアリズム映画に仕上がっています。

 メガホンをとったのは本作が長編映画デビューの児山隆監督。なぜ、ラブストーリーにセクシズム(性差別)や複雑なヒューマニティを盛り込んだのか。児山隆監督に話を伺いました。

https://joshi-spa.jp/1084361

若者の成長物語に「愛とはなにか?」という普遍的なラブストーリーを重ね、そのなかで日本の搾取社会を浮き彫りにした問題作。私はこの映画についてずーっと考えていたのですが、私の言葉で作品を矮小化したくなくてあえてレビューを書かずにいました。映画にはたくさんのメタファーが登場します。監督に取材できたので、その意味を監督に聞いてみたのですが……。ぜひ一読お願いいたします。

6月4日 渋谷ホワイトシネクイント、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開

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