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内側を通る息

シニアとよばれる年齢の愛犬、彼の寝息はいつ聞いても心を静めてくれる。

今朝、その寝息をかすかに顔に浴びたとき、「この息は彼の体を通って出てきた息なのだ」と妙なことを思った。

彼の体の内側を直接見ることも、触ることもできないけれど、その内側を通って出てきた空気には触れることができる。

それは少し、人との関わりにも似ている気がした。

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