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「当たり前」について考える。

「手に入れる前はきらきらして見えてすごく欲しかったものが、実際に手に入れたら輝きが失われていっちゃった」
という経験は誰しもあると思います。
選挙権に関しても、これと似たような現象が起こっているように感じます。
少しだけ、歴史を振り返ってみましょう。

今年は王政復古が宣言され近代日本が始まってから、ちょうど150年目になります。
明治時代には、民選議会設立等を求めて、自由民権運動や大同団結運動が起こりました。そして帝国議会が設立され、選挙もついに実施されましたが、有権者は税金を多く収める男子のみに限られていました。
そこで大正時代には、有権者層の拡大を求めて普通選挙運動が盛んになり、結果25歳以上の男子が選挙権を獲得しました。
昭和時代、戦後新たに、20歳以上の男女が選挙権を得て、女性もついに有権者となりました。そしてご存知のように選挙権年齢が18歳以上の男女へと拡大されたのは、つい最近のことです。

ざっくりと言えば、選挙権保有者はこのような経緯で変化してきました。
過去、多くの若者が自分たちの意見や訴えを国や地域に反映させようとして、その権利の獲得を求める運動を展開してきました。その結果が今です。今、私たちは様々な面で、過去の人々が望んでいたもので溢れた世界に暮らしています。
と同時に、若者の選挙離れが問題となるという、皮肉のような現象も起こっています。特に今の若者は、生まれた時から将来自動的に選挙権を得られることが決まっていました。権利を有していることが当たり前の状態で、改めてその特異さを感じるのは難しいことでしょう。
それでも、時々過去を振り返って、現在の『当たり前』の由来を探ってみることが大事だと思うんです。例えば、今やぼーっとしていれば適当に過ぎ去ってしまう大学生活。でもその大学に関しても、合格した瞬間は喜びや期待にあふれていた人は少なからずいるはずです。最初に立ち返って、現在の生活の贅沢さを見直してみると、多少なりとも心持の変化のきっかけにはなるのではないでしょうか。

とはいえ、そこで変化した気持ちを常に維持し続けるのは難しいです。少なくとも僕はそうです。
だから、現在が常に0地点なんだと思っています。そして後ろを振り返るか否かに関わらず、とにかく前へ進もうと試みることが肝要です。現状維持は退歩なり、です。
今回の選挙の場合でいえば、選挙権を当然のごとく有する私たちが、今より前に進むために必要なことは、権利を行使し、意思を表明することです。何もしなければ、何も変わりません。

ついつい長く書いてしまいましたが、結論は他の方々と同じく、「Let's vote!」です。
その行動の根拠を考える一助になれば幸いです。

文責:阿部 修一郎(20代・大学生)

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