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32歳独身女子の日記。家族で熱海旅行に行ってきた。

実は32歳は本日でおしまい。明日には33歳になります。
学生時代、自分で思い描いていた未来とはかけ離れた独身生活。小学校の頃、夢見た「漫画家」にはなれたものの、当たり前のように周りができている結婚ができず、ウンウンと悩む日々。

「誕生日の前日と当日何するの?」

と聞かれましたが、秋葉原のメイドカフェ的なコンセプトカフェ出身の私としては、自分のバースデーは一年で1番重要な仕事だと思ってました。自分が一年積み上げてきたものが、みんなのためになったのか?

秋葉原卒業しても毎年バースデーのイベントをやっていたのですが、
今年はコロナの影響もあり、なーにもやらないことになりました。

なので、なーにもやりません。

この一年、私が皆さんのために積み上げてきたものは何もないからです。ライブ配信もやめて、毎日描いていた日刊あんじゅ先生も不定期になりました。

代わりに自分のためになることばかりやってきました。
仕事も、お金になることばかりです。
周りが「先生」「先生」と言ってくれて、チヤホヤされて過ごしてきました。

ごめんなさい。反省しています。


私の父と母

ベストセラー漫画家を生んだ父と母は、真面目な人間でして私の行動にほぼ反対をしてきました。私も学生時代から反抗するのがめんどくさくて、父と母に従って生きてきました。
望まれる良い大学に行けなかったので、せめてもの恩返しと思って大学卒業後は大学職員になりました。3,000人中の20人の選考をくぐり抜け、入試課に配属されました。

そこでは毎日後輩とランチで「いつ結婚して辞めるか?」の話で永遠と盛り上がりました。

大学職員の仕事は嫌なこともあったけど、入試の仕事は楽しかったです。
大学広報の仕事になるので、高校生や受験生に「大学はこんなことを学べるよ〜とっても楽しいよ!」と説明する仕事でした。

日本全国を周り、高校生と喋ってみんなで泣いて笑って。
入試当日は、校内の学生バイトと職員100人を束ねて時間通りに受験生を受験会場に誘導するリーダーでした。入試の日は寒く、カイロが必需品。入試経験5年の私が選ぶベストオブ貼らないカイロはオンパックス一択です。手触りが抜群に良いです。

頭は良くなかったものの、「入試の時のカイロはオンパックスしか認めねぇ!」と、そんな仕事の話をする私に父母は喜んでました。

やめてきたら、めちゃくちゃ怒られたんですけどね。


父のリタイア後

父は去年会社を退職しました。
すごいもんで、新卒から入った会社を嘱託を含めて定年迎えて70歳。自由気ままに過ごして、毎日のようにテレビでハワイの特集と私の残高をみて「ハワイに行きたい」と言ってきます。

一年ゆっくりした父は「もう一回就職しようかな」と学校事務を受けてます。
ただ、一部上場企業のコンプライアンス室室長を経験しても定年後の再就職は難しく…今、2箇所からお断りのご連絡を受けています。

父は私の残高を見て、「まぁここで働けばいいか」と言ってきます。
父に経理と連絡の返信を任せるのもアリなのか?と考える日々です。


会社員から個人事業主になり、よかったポイントは
リタイア後、暇な親を雇えるというところなのでしょうか…(雇用の詳しいことはわかりませんw 業務委託契約とかでしょうか?)


なんだ、親を雇えるまで儲かってるのか!と思う方もいらっしゃると思いますが、そんなことないです。生活が地味〜なだけです。たぶん。

「再就職したら月いくらになるの?」と聞いたら
「5〜7万円」と言われたので……

それだったらお願いできる部分もあるのかな?と考える次第です。


父と母と行く熱海旅行

親が元気で、自分も自由に動ける時間ってそんなにないのかもしれません。
旅行中、仕事の考え事をしているとめちゃくちゃ母に名前を呼ばれ、「ねぇねぇ何考えているの!?」と聞かれます。
絵を描いていると「ねぇねぇ、何描いているの!?」と聞かれます。

今すぐ帰って一人になりたいと30回くらい思いました。

でっ、でも親が元気で、自分も自由に動ける時間ってそんなにないかもしれませんと心に刻んでます。

歳を取り痩せ細った両親……ではなく、どんどん太って行く父と母。
(メタボ以外)健康な二人、そして生んでくれて感謝しています。

できる方は、ぜひこの機会に家族サービスをしてみてはいかがでしょうか?(苦)



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