若野

文字書き絵描きなんでもやる雑草

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最近の記事

文化の発展のためにAI無断学習を無制限とするべきなのか

この記事のまとめ 著作権法の目的は文化の発展 自由競争が「儲かる」文化を発展させ「儲からない」文化を衰退させる 著作権法は著作物を「儲かる」ように保護する AI無断学習は著作物を儲からなくする側面がある AI無断学習は競争を激化させ文化を発展させる側面もある 発展を続けるためにはうまいバランスが重要 イラストAIなどの無断学習は現在は法律的に問題ないとされている。しかし絵師の中には無断学習されたくないという人も少なくない。無断学習を無制限とするべきかどうか、それ

    • 生成AIの問題点を正しく切り分ける試み~機械化工業化の類推を用いて~

      この記事のまとめ 生成AIについて機械化工業化との類推が有効 機械化工業化は、市場的影響と公害をもたらし、その機械の素材との関係で発展してきた 生成AIも生成する対象の市場に市場的影響を与えるだろう 生成AIは間違った情報を大量に流したり検索を妨害したりといった公害的な影響をもたらすだろう 公害的な影響は、法律やプラットフォームの利用規約によって解決されるのではないか 生成AIの「素材」は学習元の絵や文章であり、その取得に対して現在は金銭が払われていないが、それが

      • オリビン伝説

         昔、あるところに小さな王国がありました。小さく貧しい国でしたが、王は仲のいい王妃と共に国民のために力を尽くし、なんとか国を豊かにしようとがんばっていました。そのがんばりが通じたのでしょうか。あるとき、夢の中に神様が出てきてこう言いました。 「辺国の王よ、お主はよくがんばっている。しかし人の力では少しばかりこの国を豊かにするに及ばないだろう。しかればお主にこれを託す。これで国民を幸せにしてやってくれ。」  翌朝王が目覚めると、なんと枕元になんとも美しい宝玉がありました。太

        • 仮想通貨は金脈のない国で金を掘れる技術だ

           一時期脚光を浴びたビットコイン、仮想通貨。最近はずいぶんと下火になってきているように感じますが、仮想通貨に関わる技術自体の価値が無くなったという訳ではありません。今回はその仮想通貨の価値について、私なりにまとめてみようと思います。  ちなみにその仕組みから暗号資産と呼ばれることもあるそうですが、この記事では仮想通貨と呼ばせていただきます。 1 仮想通貨は金脈のない国で金を掘れる技術 皆さんは仮想通貨と聞いて何を考えますか?真っ先に思い浮かぶのはきっと資産運用でしょう。ビ

        文化の発展のためにAI無断学習を無制限とするべきなのか

          遊隙

           ここ一帯はずいぶんと人がいないものだから、やれやれ近頃の便の良い交通もなく、古代から残された列車というものをひっぱりださなければならない。アカシックログの幾億もの情報の中から列車の動かし方を引き出しどうにか動かしてみたのだが、一度動けば勝手に進んでくれるので、シートにゆったり腰をかけ揺られていた。ガタン、ガタンと、レールの遊隙に揺れる音がする。しだいに電波が弱くなり、アカシックログとの接続が弱くなる。普段アカシックログのそばにいるだけに離れることは随分妙で、ガタン、ガタンと

          言語を作る-イントロダクション

           初めましての方は初めまして。若野草という者だ。早速だが前回の記事の続きを書いていきたい。下に添付した前回の記事を見ていない方は見てくれると嬉しい(見なくてもこの記事だけで十分ではあるが)。  まず始めに断っておかなければいけないことがある。私は言語学者でもなんでもない。だから専門家から見ればおかしなことを言っていることもあるかもしれない。しかし自分なりに一所懸命に考察しているつもりなので、生温い目で見守っていただければと思う。  さていよいよ言語について話していきたい。

          言語を作る-イントロダクション

          最強の俺の世界を作る

           やあ、初めまして。私は若野草という雑多の創作をしている者だ。noteは初めてなのでどうも辿々しいかもしれないが、ゆったりと見てもらえたら嬉しい。  ではまずはnoteを始めたきっかけについて話そうと思う。私はさっき言ったように様々な創作活動(未だ拙いが小説執筆やイラストを描くなどである)をしている。そんな中でどうしてもやりたいことが出てきたのだが、どうもその場その場で断片的なアイデアが出るだけでまとめることが出来ないのだ。そこでnoteに気軽に、アイデアをメモするくらいの

          最強の俺の世界を作る