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季語: 花筏、と、推敲(清明、鳥曇)

① 花筏苔むす岩へつどひをり

② 雨の道くぼみに白き花筏

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②は、水たまりに浮かぶ花筏です。「水たまり」という言葉を使わずに詠みたいと思いました。

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◇元句: 清明や枝の萌黄の奥へ空

清明の空へゆれをる萌黄色

◇元句: 清明の朝しやんと振る叩きかな

→ 清明の朝開け放ち振るはたき

(「朝シャンに見えてしまう問題」を解決しようとした結果、動詞三連続の句となりました...)

◇元句: 鳥風や住所不明と文戻る

→ 鳥曇り住所不明と文戻る(alohaさん、鶫さん、紫乃先生)

そして、季語を「残る鶴」にしたら、ぴったり合うのではないかという鶫さんからの新たな一句に、感動しています。

残る鶴住所不明の文戻る(鶫さん)

皆々様、今回も貴重なアドバイスやご感想を、本当にありがとうございました。

(トップの写真は、花筏とは関係ありません。)

今日もお読み下さりありがとうございます。よかったらご感想やご意見など、よろしくお願いします!