季語:一葉落つ、と、空澄む、天高し


① 書き損じくしやと丸むや一葉落つ

(かきそんじくしゃとまろむやひとはおつ)

② 一葉落ち線香くゆる朝かな

(ひとはおちせんこうくゆるあしたかな)

③ 澄む空を抱く湖面や青の層

▶ 湖の澄む空湛へ青の層

(みずうみのすうそらたたえあおのそう)

④ わたくしを松を吸ひこみ天高し


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桐一葉は、美しい季語だと憧れを持っていたものの、何も思い浮かばず難儀しました。

① 昨夜、使ったティッシュを丸めて遠くからゴミ箱に投げて「いぇ~い、入った~!」と言う子の姿を見て、思いつきました。大きいままゆったり落ちる葉と、くしゃくしゃっとされる紙(投げ捨てるかどうかは別として)の、対照的な様子を合わせました。

② 稲盛和夫さんの御逝去の報からの、連想というか、なんとなくのイメージで、桐の葉が落ちる様子と繋げました。
長きに渡って活躍された方、自分を支えてくれた人や会社や事象への感謝、というようなものも込めました。
という心情は、おそらく伝わらないですねー。
自宅の仏間でお線香をあげている様子。お墓参りにも見えるかも。

③、④:
美しい湖を見てきました。水の青さと、吸いこまれるような秋の空を、詠みたくなりました!

~ここから追記~
③と④、どちらも擬人化表現が気になっていたので、③をまずは直してみました。④も、別の表現があるかどうか考え中。
~ここまで、追記~


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トップの画像は、nikoさんのイラストをお借りしました。nikoさん、ありがとうございます。

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