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✈︎[追記あり] 夏の雑詠 2023/5/12 〜レース編む、ソーダ水、夏日影、夏帽子、虹、円虹〜


レース編む右やや太きおさげ髪

レース編む/三夏

もう一つ考えてみました↓

餡蜜や右やや太きおさげ髪

ん?「や」が多すぎる…!?

葉は風に光りて真白ソーダ水
→ 葉が風に咲いてゐるやうソーダ水

(紫乃さんからアドバイスをいただいて、推敲しました。)

ソーダ水/三夏

閉館のアナウンス二度夏日影

夏日影/三夏

袋より覗くバゲット夏帽子

夏帽子/三夏

半円の虹をまどかに眺めけり

虹/三夏

円虹に頬といふ頬染まりけり
→ 円虹の頬といふ頬染めにけり (鶫さん)

円虹に、より主体感が出ました!

円虹を分かちあひたき人いづこ

円虹(まるにじ)/夏-天文:
日の出後または日没前の時間に、太陽と反対の方向に雲霧が広がって虹が現われること。

こちらの「円虹」という季語は、庵さんが教えてくださいました!庵さん、ありがとうございます!

〈オマケ〉
童心を孕みKITEよ夏に入る

凧/三春
夏に入る/初夏

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一句目。
娘はレースは編みませんが…。仕事に行く時には髪を二つにお下げにしています。いつも微妙に右側が太いのが、なんだか愛嬌があります。

二句目。
葉の裏側に光が当たると、白く見える…ことからの句です。ソーダ水はなんとなく合うかなぁと。

三句目(夏日影)、四句目(夏帽子)は、急に夏日になった先週末の実景です。

五、六、七句目。
先日見たあまりに美しい幻想的な虹を、なんとか詠みたくて、捻り出しました。

五、六句目は、虹の美しさに加えて、この虹を、家族皆で大変に興奮しながら見た、そのひと時が嬉しかった気持ちを込めました。現在、一度家を巣立って行った長男と娘がたまたま当地にしばらく滞在しています。素敵な虹を共有できて本当に嬉しく思いました。

七句目は私自身のことではありませんが、最近、なぜ?と思うような、御家族との突然の悲しいお別れの話を、近しいところで立て続けに聞いたので、詠もうと思いました。

虹三句。考え過ぎた挙句、独りよがりな句になっていることを否めません…。

オマケ:
季重なり句です。
カイトフェスティバルというのがあったので、行ってみました。(トップの写真)
立夏過ぎの、暑かった日。
皆で簡単な手作り凧を揚げました。この日は良い風が吹いていたこともあって、夫も私も子ども達も、思いの外熱中して楽しむことができました。

◆◆◆

今日も長くなりまして、すみません!
いつも本当にありがとうございます。
よろしくお願いします!