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Apex年間王者を決めるALGSチャンピオンシップがいよいよ始まる

ALGS Year2の年間王者を決めるチャンピオンシップ7/8(金)2:00からいよいよ始まります。Year1がコロナの影響で各地域で大会が開催されたため、ここに来ていよいよ世界王者が決まる時が来たということです。

ALGS Year2チャンピオンシップ概要

色々と記事を検索するとまとめて書いてくれている人が多いため(増えたなーという感想)、簡単にまとめて、あとはリンクする形で済まさせていただきます。

・いつやるの??(日本時間)
7/8(金)    2:00~:グループステージ
7/9(土)    2:00~:グループステージ、ルーザーズ1
7/10(日)  2:00~:ウィナーズ、ルーザーズ2
7/11(月)  6:00~:決勝

NAでの開催ということもあり昼夜逆転にはなりますが楽しみましょう!
公式配信はYoutubeTwitchで見ることができます。
また、Twitchの英語公式配信ではコマンドセンターという機能で各チームの視点(VC付き)で見ることができ、複窓も可能なのでお気に入りのチーム視点で応援できちゃいます

どういう大会形式なの??

1日目にグループステージのうち12試合
2日目にグループステージの残り6試合、ルーザーズ1の8試合
3日目にウィナーズの8試合、ルーザーズ2の8試合
最終日はポーランドルールという50pt獲得した後にチャンピオン取れれば優勝!
という日程で開催されます。
前回の世界大会(スプリット2プレイオフ)に比べると日程は緩和されていますが、体力メンタルともにタフな戦いが予想されます。

・どのチームが出るの??

APAC Northからは、日本から5チーム、韓国から4チームの計9チームが出場します。
liquipediaから画像拝借しました。
APAC Northとしては前回の世界大会(スプリット2プレイオフ)に比べると1チーム減なのですが、出場枠を確保できているのも前回の世界大会での活躍があったからと考えると十分健闘していると思います
9チーム中8チームは前回の世界大会経験チーム
ですが、ORTHROS FANGは世界大会初出場になります。世界大会の雰囲気を楽しみつつ、頑張ってほしいですね。

※Apex競技シーンの情報まとめ屋Kobeさんによるまとめはこちら

チャンピオンシップの見どころ

大会の見どころを簡単にですが、まとめたいと思います。

・年間王者が決まる大会
前回の世界大会は2年半ぶりの世界大会という待ちに待った世界大会という盛り上がりでしたが、Apexの競技シーン全体での位置づけはあくまで「Year2のスプリット2のプレイオフ」でした。
今回の世界大会はYear2の年間王者を決める世界大会です。
前回の世界大会の優勝賞金が$250,000だったのですが、今回の世界大会は$500,000と倍になっているということから、大会の重要さが分かると思います。

・有観客オフライン大会
前回の世界大会が無観客開催だったのに対し、今回は有観客です。
アメリカのノースカロライナ州のローリーという都市(NYから飛行機で1時間半ぐらい)で行われ、周辺地域の方が多いとは思いますが、観客を入れての大会ということで、選手の方の緊張感や興奮も有観客独特の空気感になるんじゃないでしょうか。
先日のValorantのさいたまスーパーアリーナでの盛り上がりのような盛り上がりを期待しつつ、「足音が聞こえづらかった」といった有観客ならではのトラブル(異なる環境)への対応が求められることになるかもしれません。

・日本チームがどこまで行けるのか??
前回の世界大会では、
3位 UNITE(別チームへの移籍予定)
9位 GameWith(現Fnatic)
20位  V3(現DetonatioN Gaming)
21位  FENNEL
26位  FC Destroy

十分すぎる活躍だったと思いました。
大会前の不安が一掃される頑張りに胸が熱くなりました。
今回の大会も目が離せない展開になりそうで、全チーム全力で頑張ってほしいですね!

・(おまけ)前回の世界大会から見えてきたこと

前回の世界大会は、普段とは違うチームが相手で、普段とは違う環境で、と初めて尽くしの中での戦いだったかなと思います。
今回の世界大会は、前回の世界大会を踏まえて、戦い方を変えたり、戦術を練ってくるチームもあるのかなと思います。
前回の大会をファクトベースで振り返ってポイントを探してみます。
※コロナや国際情勢でチームメンバーが変わって力を発揮できなかったチーム、力を発揮するのに時間がかかったチームなど、イレギュラーな所はあったと思います

・グループステージの位置づけ
ついつい「グループステージ」ていうと、サッカーワールドカップのグループステージなど、同じグループ内に強いチームがいるか、を気にしてしまいがちですが、別に同じグループ内の上位チームが次のラウンドに勝ちあげるわけではないことに注意しないといけません。
あくまで「18試合をやって、40チーム中、上位20チームがウィナーズ、下位20チームがルーザーズに振り分けられる」振り分け戦の位置づけでしかないです。
しかしそれでも、18試合やって上位のチームは決勝進出候補の強いチーム!と言えると思いますが、実際はどうだったでしょうか。

・グループステージ上位10チーム(40チーム中)の決勝進出率
グループステージ上位10チーム
のうち決勝に進出したチームは何チームだったでしょうか。
なんと、10チーム中10チームが決勝に進出しています。
やはり18試合やって上位のチームは強い!は確からしそうです。

・グループステージ上位20チーム(40チーム中)の決勝進出率
では、グループステージ上位20チーム
のうち決勝に進出したチームは何チームだったでしょうか。
グループステージ上位20チームは、ウィナーズに進み、そのうち上位10チームは決勝に進出します。そのため、ウィナーズで下位10チームになり、ルーザーズ2の戦いで上位10チームに入れたかどうか、がポイントです。
結論、グループステージ上位20チームのうち、決勝に進出したチームは16チームでした。
つまり、ルーザーズ2で、ウィナーズの下位10チームと、ルーザーズ1の上位10チームが戦った際に、TOP10は、ウィナーズ組が6チーム、ルーザーズ組が4チーム、という非常に拮抗した戦いになったことが分かります。
(大会のフォーマットが上手く働いているように思えますね)

・ルーザーズから決勝に上がった4チーム
グループステージ下位20チーム(40チーム中)のうち、決勝に上がれた4チームを具体的に見ていきます。
実は、その4チームのうち2チームは日本チーム(GameWith、V3)
GameWith  :ルーザーズ1 10位  →ルーザーズ2 10位
V3               :ルーザーズ1 9位    →ルーザーズ2 5位
と、どちらもルーザーズ1での敗退の危機を乗り越えて、決勝に進出しています。土壇場で力を発揮する底力を感じました。
残りの2チームは、
GMT  :ルーザーズ1 1位  →ルーザーズ2 2位
SSG    :ルーザーズ1 2位  →ルーザーズ2 3位
ルーザーズを圧勝して抜けています。初日は力を発揮できなかったけれど、2日目に力を発揮した、と言えると思います。
(※ちなみにルーザーズ2の1位は、ウィナーズで失意の20位だったUNITEの圧巻の巻き返しでした。そのまま決勝3位という流れはドラマチックですね!)

・グループステージのグループ分けの影響
少し触れましたが、コロナや国際情勢の影響でチームメンバーが変わり、グループ分け時点の当初の力を発揮できない影響があったため、参考程度ですが、グループごとの進出割合を見ていきます。
グループステージ上位20チーム(40チーム中)のグループごとの内訳は、
A 7チーム
B 5チーム
C 6チーム
D 2チーム
偏った結果になってました。
※ただし21位~23位がDグループで僅差ではありました
しかし決勝進出の20チームのグループごとの内訳は、
A 5チーム
B 6チーム
C 5チーム
D 4チーム
偏りが是正される結果になりました。
※ちなみに最終結果は
1位RIG     →Dグループ
2位TL       →Bグループ
3位UNITE →Dグループ
4位OG      →Bグループ
5位LG       →Bグループ
でした(ここまで来るとグループどうこうじゃないですが)。

・各ステージを勝ち上がるのに必要なポイント数
Apexの競技シーンを見ていると、各マッチで毎回上位に残るチーム、順位は伸び悩むけどキルを稼ぐチーム、などチームの色が現れることが分かります。ポイントの稼ぎ方はチームの特徴が出ますが、目安となる目標ポイントはどのくらいか見ていきます。
グループステージ→ウィナーズ、ウィナーズ→決勝、ルーザーズ1→ルーザーズ2、ルーザーズ2→決勝、いずれもTOP10に入ることが進出条件です。結論ですが、進出のボーダーラインは、6試合で32pt~34ptでした。
1試合あたり5~6ptというと多いのか少ないのか分かりづらいですが、
1試合あたり5ptは、3キル10位、2キル7位、1キル5位、0キル4位のラインです。
手あたり次第倒しにかかれるくらいファイト力に差がある大会ではないため、各チームそれぞれポイントの積み上げ方を考えに考えて戦うことになると思います。1ptをめぐるボーダーの戦いにも注目ですね。

チャンピオンシップに関する内容よりも前回の世界大会の振り返りのような記事になってしまいましたね。
前回大会が「待ちに待った世界大会」だったため、ちょっとテンションが上がり切れていないっていうのが正直な所ですが笑、いざ大会が始まったら興奮間違いなしだと思います!
来週末のチャンピオンシップが楽しみです!!


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