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RAGE Apex Legends 2022 Summerの現地レポート

RAGE主催のApexのオフラインイベントに行ってきましたので、その感想をさくっと!

初のApexの大型オフラインイベント!

コロナ禍で長いことオンラインに閉じていたゲーム界隈ですが、オフラインでの世界大会に続き、日本でもオフラインイベントが開催されることになりました。8/27(土)はストリーマー中心、8/28(日)は競技プロ中心に開催され、競技シーン好きな私は2日目に参加しました(しかも夕方から予定があったため前半のみの参加)。
オフラインの何が良かったのか、実際このイベントどうだったのか、を自分なりに振り返っていきたいと思います。

オフラインならではの熱量!

コロナ禍以降そもそも外出する機会が減って、こういうイベントに行くのも久しぶりだったのでドキドキでしたが、会場に入った瞬間のおぉぉぉ!!!という感情は忘れられないです。

イベントの1日目をオンラインで見ていたので、会場の雰囲気や座席の様子は見ていたのですが、画面上で見るのと、現地で感じる肌感覚の違いを感じました。
そしていざイベントが始まり、選手の入場の盛り上がり試合中のゲーム音の反響、ライブ感は現地ならでは、という感じでした。銃声音が腹に響くような音で会場に反響し、まるで音楽のライブに来たような音響を感じました。
私の席からの見た目ですが、モニターや選手も近くて見やすかったです↓

オフラインは時間が早い!

1日目をオンラインで見ていた時に感じていたモヤモヤは、このイベントがオフラインイベントであるがゆえに発生するものだな、と感じました。
オンラインで見ていると、試合と試合の間の時間が長く、間延びした印象を抱いていました。またインターバルの時間も長いなぁって思っていました。
しかし現地にいると時間が短い!
試合と試合の合間はトイレ行って喫煙所行ってブースを見たらもう着席しないと!って時間になり、なかなかブースに立ち寄れず、インターバル時間に回るしかないな、という感じでした。私は途中抜けなので食事は取ってないですが、朝一で来場した方はご飯もどこかで食べないといけなかったと思います。
周りに観客がいて、スティックバルーン叩いてたら試合はあっという間に終わり、休憩時間だ!っと動いては着席してを繰り返してたらあっという間でした。
音楽系のライブやお笑いのライブ、スポーツ観戦でもそうですが、現地だと時間が経つのが早いと感じました(私の滞在時間が短かったこともありますが)。

このイベントの振り返り

果たしてこのイベントは成功だったのか、を語るにあたり、色々な観点があります。2日間のオンライン接続数は合計29万人、という記事を見てオンラインの観戦者も多かったんだなぁと思いましたが、オフラインイベントにおいてオンラインの観戦者数ってあまり重要ではないと思っています。
チケットがどれくらい売れたか
②物販/飲食がどれだけ売れたか
③来場者は満足しているか
④現場のオペレーションは十分回っていたか
⑤出演者は満足しているか
あたりの方が大事かなと思っています。
来場者視点だと①~③あたりしか分からないので、そこを深掘っていきます。

①チケットがどれくらい売れたか
来場者数について公表されているのか分からないのですが、ざっと4000人程度(11行×15列×25ブロック)のキャパシティだったかと思います。空席についてはA席の後列には売れ残りぽい空席が結構ありましたが、SS席周辺は買ったけど来なかったんだろうなぁという空き方をしている所が見受けられました。
5/7、5/8に開催されたValorantのオフラインイベントでは約7000人程度の規模だったため、比較するとキャパシティは小さめですが、チケット代が高く設定されていました。
・RAGE VALORANT 2022 SPRING
席種①6500円
席種②4500円
席種③3500円
・RAGE Apex Legends 2022 SUMMER
席種①12500円
席種②8500円
席種③4500円
※6/25、6/26開催のVCT@さいたまスーパーアリーナはさらに安い設定(13000人動員)
正確な割合は分からないですが、ざっと試算すると上記のRAGEのオフラインイベントは両方とも1日のチケット収入が3000万~3500万円程度の売り上げになるように価格設定されていることが分かります。
12500円という価格設定はだいぶ強気な設定に思えますが、それでも買う人は買う、ということが分かったのは一つの収穫だと思います。

②物販/飲食がどれだけ売れたか
どれだけ売れたか、は分からないですが、選手との写真撮影の列はすごかったです。インターバルの時間でも捌ききれていないブースもあり、来場者数が多かったらもっと捌けなかったことを考えると、キャパシティ的には限界だったかもしれません。
また選手が立っていない時間帯でも物販の購入列ができており、ブースのキャパシティもありますが、ある程度は売れていたのだなと感じました。
正直チームの知名度やファンの数などに左右されるし、まだまだこれから、という感じはありますが、人気や知名度の向上とともに売り上げも上がっていくのかなと思います。

③来場者は満足しているか
まず来場者の概要をざっくりつかむと、20代が圧倒的なボリュームゾーンに見えました。20代前半、20代後半>>30代>10代というイメージでした。チケットの価格設定の影響も多少はあるのかなと思いました。
男女比ですが、オンラインでも見て分かる通り、女性が多いなぁというイメージがありました。しかし総数でいうと男女比は6:4ぐらいかと思います。
来場者の雰囲気を見ているといくつかのカテゴリに分かれると思います。
・競技シーン好きでオフラインに興味がある層
・特定の選手/チームが好きで会いたい層
・Apexが好きな層
やはり特定の選手/チームが好きで会いたい層が、選手と写真を撮るために行列に並んでいたりグッズを買っているのを見ると、オフラインを満喫しているなと感じました。
また会場にはコスプレイヤーの方が参加していて、各キャラクターのコスプレをした方のちょっとした撮影会のようになっており、SNSでも多くの写真が上がっていました。コスプレイヤーの持つオフラインイベントを華やかにする力を感じました(こういう本物のコスプレ見るの初めてでした)。

来場者がオフラインイベントで得られた体験はかけがえのないものだったと思いますが、オフラインならではの改善してほしいこともあります。
長時間座っているとパイプ椅子なのでお尻痛くなった!!
ここまで長時間に渡るイベントってなかなかないので難しいポイントですが、長時間いても心地よい空間をいかにして作るかって大事だなって思いました。

ということで私の初のオフラインイベントは慌ただしく幕を閉じたのですが、あまり視聴者がお金を落とすことがないeSportsでこうしてお金を落とせる(集金できる)イベントって大事だなぁと思います。
選手とファンの交流やファン同士の繋がりなどコミュニティ活性化のためにもオフラインって良いね!って思いました!

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