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「感情的な縄張り争い」から「冷静なアライアンスの組み方」へ。

地方で暮らしていて(いや別に大都市圏もそうだろうけれど)、これまでは、けっこう縄張り争いを意識していた。意識せざるをえなかった、というか。そんな感覚の人も多いんじゃないでしょうか。

縄張り争いと一口に言っても色々とあって、活動の住み分けだとか、感情的な対立だとか、価値観の相違だとか。

なぜ縄張り争いが起こるかというと…狭い地域にはリソースが少なく(実際には少なくはないんだけれど少なそうに見えたりもする)、その奪い合いが発生する。なので、地理的なナワバリ、ジャンルのナワバリ、…意外と複雑に絡み合って、思わぬところに地雷が埋まってる~みたいな状況も散見していたりします。なにもこれは盛岡やら岩手やら東北に限らず、世界共通なような気もしますが。。

私は2011年発災の東日本大震災での復興支援活動から岩手に再び関わり始めて、大人になってから改めて地元での色んな魅力を知ったと同時に、「なるほど…色んなナワバリの構造があるんだな」ということも理解できたので、2014年にいったん東京に戻り…また2017年に岩手にUターンする際に、「これには気をつけとこう」と思った点でした。
とりあえずUターンして3年ぐらいは自分自身も把握できていないナワバリ的なものをゆったり静観しといたほうがいいんだろうなーとか(という余談スミマセンw)

でも最近、「アライアンス」という言葉が自分の中でマイブームになっていて。(カタカナ使いたい中二的な笑。使い方が正しいかどうかアレですが)、要は「ビジネスライクな組み方」の問題なんだろうな、と。

アライアンスとは、同盟、みたいな訳なんですが、いままでよくあったのは、「仲が良いところと徒党を組む」だったんだろう。もしくは「面白そうだから、とりあえずあまり考えずに、コラボしよう」みたいな。

これは、もう古いと思う。この価値観は脱ぎ捨てたい。

これから大事なのは、本当の意味で「アライアンス」だと思っていて、あくまで冷静に、「うまくいく組み方を考える」という視点だろう。
オペレーションに無理がないかとか、リソース的に充足するかとか、お互いに握れる価値観はどこだろうかとか、そういうことをちゃんと加味したうえで、素敵な未来、面白い未来をいっしょにつくっていけるかどうか、と。
この場合、「アライアンスを組むかどうかの検討」⇒「その検討結果に対してお互いにちゃんと満足すること」が重要で、たとえば、検討した結果、組めないよねって場合でも、それは仲違いということではなく、ただ単にドライに「今回は組めなかったよね~」という冷静な判断で、まー、その後、一緒にビールを飲みに行って楽しくバカ話をすればいい。それだけのことじゃん、と。

で、これを読んでいる何人かに伝えたいポイントの1つは、「感情的な縄張り争いを、高橋和氣はするつもりはない」という意思表示です。
私は比較的、誰とでも仲良しだし、特に盛岡経済圏については、2020年6月現在、仲が悪い人がリアルに一人もいません(あ、いや、私にそんな後ろめたさがないだけで、どこかの誰か…相手側には「あいつは信用できない」と思われていることもあるかもしれませんが…笑)

これが盛岡経済圏よりも外まで拡張させると、これまで、色んな人と色んなことがあった。でも、たとえばの話、過去に何らかの仕事や活動で「雑な仕事」で迷惑を被っていたとしても、それはそれで過去のことだろうし、私だってお恥ずかしい話、そういう加害者側の経験はもちろんあります。。

そんな過去/今までを振り返ったときに、大事なのは、成長できているか、変わることができるか、で。私自身もどんどん変わっていきたい。人は、望めば、ポジティブに変われるんだ、と。
というか、仕事の雑さがまったくない人なんてこの世に存在しないし、そこに潔癖になってしまったら、何も面白いことはできません。理想と現実は違う。
だからこそ! 繰り返しになるけれど、「アライアンスを組む」というのは、全幅の信頼を置く(怠けた気持ちで委任する)ということではなく、あくまで冷静に「この部分で、こういったカタチで、同盟を組めるよね、もしくは組めないよね」という建設的なやり取りだと思っています。ローカルな社会においては今後特に大事かと。

そして、2つめのポイントは、それでも「アライアンスを組みたくない人」の存在です。これはある程度の私個人的な精神論かもしれないけれど、そういう自分の感情自体も大事にしていきたい。
私個人的には、アライアンスを極力組みたくないのは、「ビジネス倫理的にNGなことをしている人」。未払いを隠していたり、ネガキャンで競合を過剰に陥れていたり、自身のハラスメントを顧みなかったり、サイコパス的な自己防衛が過ぎていたり。そういう人たちとは、「しょうがなくだとしてもアライアンスを組まなくてもいい」身の振り方をしていきたい。議論したって平行線をたどりそうだし、一言、「価値観の違い」でピシャリと遮断すると思う。別にこちら側から攻撃する気もないし。知らんがな、と。
そして自分自身がそうならないように、オープンに、色んな人に監視されながら(笑)、生きていければいいかなって思います。

ステキなアライアンスとともに、面白い仕事、楽しい未来、一緒につくっていきましょう。

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