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へー!そーなの?

賑やかな爆竹の音をBGMに2023年の幕が明けた。
無事に新しい年を迎えられたことに感謝しながら
ささやかなお節料理で夫と乾杯。

夫が買っていた年末ジャンボ。
3000円が1枚当たってプラス300円。
おみくじは大吉。

そして新年早々の受診日。
検体検査の受付ナンバーが77番。
ラッキーセブンがふたつも並んだ。
検査結果も優秀賞で万歳🙌

ゴミ袋で作ったビニールハウスの中で野菜たちがすくすく育っている。こんなに寒いのに凄いなぁ。
頑張ってるねと声をかけて美味しくいただく。
小さな小さな幸せ。だけどそれで充分。
積み重ねて大きな幸せにしていこう。

そんな穏やかな日々に、神様がまた意地悪な天使をつかいによこした。
子宮頸癌の再発。
若い女医さんの説明を聞きながらショックよりも
あ~あ、またか。
子宮がないのに子宮頸癌なの?
再発なので。
へー、そーなの。 
ステージは?
再発にはステージはつかないんです。
またまた、へー、そーなの。
場所が悪いし、放射線治療も受けてるし、ステロイドも飲んでいるしで、かなり厄介な手術になりそうなので。
へー、そーなの。
抗がん剤が効かないタイプなんです。
へー、そーなの。
いろいろ話を聞きながら、2年半前のことを思い出す。主治医の美人女医さんに「胆嚢無し、すい臓半分、今度は子宮。体の部品がどんどん欠けていく」苦笑まじりに言うと彼女はあっけらかんと言った。
「なくても生きていけるところばっかりよね」
自分の運の強さを改めて感じた瞬間だった。
手術前日。看護師さんがオヘソの掃除にきたのでなんでやねん。
オヘソから内視鏡を入れるので。 
へー、そーなの。
無事に手術が終わり変わり果てた我がオヘソに対面。
オヘソがゾンビや~!
友人にラインすると思いがけない返信が。
オヘソはお母さんと繋がっていた大切な場所。61年の時を刻んでまた命を繋ぐ大切な役目を果たしてくれたのね。
子供を産んでいない私には目からウロコ。痛く感動してしまった。
そうか。母と繋がっていた場所なのか。ここから母が栄養と愛情を注入してくれたのか。
物忘れが顕著になった母にイライラした時は、オヘソを押さえて深呼吸しよう。優しくなれる気がする。
青空に手をかざしてみる。
母にそっくりな手。

爪のかたちまで母と同じ。
今度会ったらそっと手を繋いでみよう。

そして乳癌を克服し、その後再建した友人は、私のオヘソは今、右胸の横に鎮座しているのよと教えてくれた。
へー、そーなの。
またまた感動。

今回はいろいろリスクが多くて大変な手術になるそう。先生を信じてお任せするしかない。そして自分の運の強さも信じて。

悲しいのは面会完全シャットアウト。手術の日も付き添いはダメなんだと。入院したら夫と暫く会えなくなってしまう。
寂しい~😢

会えない時間が愛を育てるって郷ひろみも歌ってるし。
愛を育てながら我慢我慢。

さあ❗
まな板の上の恋❗ん?鯉😆
しっかり料理してもらいましょう❗

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