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20190604「地獄の沙汰も」

ことわざとかって、おもしろいなぁと感心する時がある。言い得て妙な状況が、本当に起きる。

朝起きて、WWDCでの発表をニュースで読んだ。Mac Proを買い替えようかと思っていたが、到底買えそうな額じゃなかった。
そして、昨夜見て見ぬ振りしたメールを読んだ。昨夜読まなくてよかった。きっとモヤッとしたままだったろう。

『地獄の沙汰も金次第』だと思っている節がある。
どんなにしんどい仕事でも、売上が良ければやる気が保てる。やる気はお金で買える。
もう一つの経験則として、金払い良いお客さんの仕事は良い仕事の場合が多い。

以前に「働き方改革」と称して、仕事の方針を変えたという日記を書いた後も、何件か見積もりを作って送った。ちなみに日記中の見積もりに対する返答はまだ無い。案件ごと流れそうな感じのあるやつだったので、単純にそうなのかもしれないけれど。

たまたま見積もり案件が重なったとはいえ、今までにないペースで作成した。60%はメインクライアントに対して。
今までメインクライアントに対しては、基本的に向こうの提示額+αで仕事をしてきていて見積もりを送る事は一度も無かったので(それはそれで異常かもしれないけれど)、改革宣言メールの後、見積もりを送って進める形に双方の合意の上で決まった。もちろん案件が流れる可能性も受け入れた上での合意だ。

そして、返答の無いものも含めた見積もりの、今のところの通過率は40%。こんなに通らなかった事はない。ポエ散らかしの弊害は絶賛発動中。パーセンテージと日記の展開的に、メインのとこのが全部NGになっているように見えるが、そういうわけではない。でもまだ送って日が経ってないのもあるし、先方からの返事が来てないのだと思いたい。きっと通過率も上がる。と信じている。

見て見ぬ振りして、朝読んだメールの一つには「この金額だと、今まで他で対応してきた〇〇の予算が無くなるから〇〇までやってもらう」という旨が書かれているものがあった。「それは作業単価が上がったわけじゃなくて、やる事増えただけでは?」と思ったと同時に「今までもその辺りも全くやってないわけじゃ無かったし、言ってくれたらやったのに」と悲しくなってしまった。感謝価格の見積もりにしていたのだけれど。

それならと「無駄に手数がかかる部分があるから、今後はできたらこうしたい」という旨を別件メールで書いたら「むしろすでにやってるけど、先方都合でそういうフローにならない時もあるのわかるよね?むしろもっと協力して」と逆に怒られてしまった。『泣きっ面に蜂』だ。

ビジネスでも何でも、お金のやりとりが絡むものって、基本的には対等で、お互いがお互いの主張をして、その上で両者がどの程度かで「オッケー」と言い合って進んでいくものだと思っている。そうじゃない関係は対等じゃ無い。使役だ。
単純に外食する場合にしてもそうだし、メーカーとかが「原材料費とか工場人件費とかが上がったんで、値段上げます」となっても、買う側が「まぁ、オッケー」となったら成立する。
メーカー側は「この費用上がるなら、他の同価格のもので代替しよう」ってなるか「代替可能じゃないよな」ってなるか、どっかで「オッケー」ってなってる。

そうか、自分は結果的にただ使役されてただけかもしれない。書いてて気がついたが、辛い。「まぁそうだよな、自分くらいのレベルなんて代替可能だよな」となる。すでに自己肯定感もゼロに近い。そもそも高く買われてない時点でお察しだったのかもしれない。

まぁ、ここまであくまで自分の言い分なので、もちろん彼らにも言い分があると思う。じゃないとこんな感じで拗れたりしない。きっと非は自分にある。多分自分はだいぶヤバいキャラクターなんだろうと、ここ数日で思う。

このままだと彼らからの案件はすぐに無くなるだろう。
本当に感謝しているので『金の切れ目が縁の切れ目』とならないと良いが、現実的には難しいかもしれない。

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