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「京都学生演劇祭2019 観劇レビュー」の“前置き”

はじめまして、こんにちは。京都で、主に、舞台監督とグラフィックデザイナーを生業としている、脇田友と申します。

2011年の第一回京都学生演劇祭に、劇団テフノロGという学生劇団で出場して大賞を受賞したのと、運営の皆様とのご縁が重なり合って、2019では特別顧問という役職を拝命しました。

堅苦しい名前ですが、要は、参加団体の皆さんが実行委員会で話し合う時に行き詰まったりしていたら、横からちょっとアドバイスを投げかけたりする程度の存在でした。

実際、公演が始まると僕は別現場があって、一週目なんかはほぼ不在。この第二週目より各ブロックを拝見させて頂いております。これを書いている現在は、A・Bブロックを観劇し終わったところです。残すところは今日の夜にDブロック。明日のお昼にCブロックを観劇して、制覇となります。


さて、僕自身も作品を発表したりする身なので、自分の作品を発表する時もあります。そして、当然、上演期間中は暇さえあればツイッターを開いています。

色々な文字列で検索をかけては、レビューというレビューにいいねRTの嵐。お客様への感謝と、何より、自分たちの作品に対して感じたことをわざわざ言葉にしていただけているということが嬉しくて堪らないのです。

もちろん批評文なんかも、悔しい…っ!という気持ちもありつつ、なるほどと一人ごちりながら、いいねRT。


今回、この京都学生演劇祭2019も、毎日検索をかけては、各団体のレビューが無いかを探しています。

しかし、なんとなく具体的なレビューは避けられている感じがあるのです(注:これを書いていた時点では少なかったのです)。
もちろん、鍵垢なんかもあるとは思うし、ネタバレ厳禁かなと思って伏せてくださっている方もいるでしょう。

ただ、もうちょっとあっても良いんじゃないかなぁ?と個人的には思うところでもあるので、レビュー、書こうと思いました。




そして最後に、参加劇団の皆様へ。

僕は今回、観客投票の採点はしておりません。アンケートも書いておりません。この観劇レビューがそれ代わりです。

特別顧問に任命されて分かったことなのですが、10年近く演劇を続けてきていると、なんとな〜く影響力も出てくるらしく、感想を聞きたいと言ってくれる方もいらっしゃいます。ありがたい話です。

しかし、僕は審査員でもないし採点もしていないとはいえ、賞レースである以上、公平性に欠ける(と誤解を与えるような)態度、対応は取れないので、全団体、平等に、作品に対して超ドストレートにレビューをお書きすることで、そういった声にお応えしたいと思います。

また、一応特別顧問というアドバイザーなので、そういう立場でただ辛辣なコメントだけをつけるのは、生産性の無い行為だとも思うので、今後の作品制作への一助になればな、というテンションでの言葉も書きます。
もちろん見ない、聞かない自由もあると思いますので、お気軽にという感じではあります。

では、次のページからは観劇レビューをブロック別に書いていこうと思います。よろしくお願いします。

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