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清水港と三保半島

いわゆるパノラマ風の風景を見るために自転車で高いところに登るようなことはあまりないのだが、このときは高台からの夕刻の風景が印象的だった。2005年1月。

駿河湾と伊豆半島を背景にした、清水港と三保半島の画像であって、よく知られた「羽衣の松」は画像の中央よりやや右手ぐらいに位置している。三保半島の外郭を暗緑色で縁取っているのは、「三保の松原」である。

かつて水上の貯木場があった折戸湾は、画面右手から外れたところだ。三保半島側にある高い煙突は当時の火力発電所のものだったが、現在では撤去されてしまった。

ここまでダイナミックではないが、新東名から東名高速への連絡路を南下してくると、ごく短時間だが、これに近い風景を見ることができる。

まあ、そうは言っても横浜や神戸のような夜景というわけにはいかない。静岡では大きい港と言えるけどね。面白いのは、松林の三保半島のように比較的昔ながらの自然景観が保たれているところと、近現代的な工業港の景観が混然一体となっているところだろう。

薄暮の三保半島と清水港。松が生えているところはほとんど砂地である。


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