今日は出力過剰Ｔ君と近所に自転車デイキャンプに行ってきた。ストーブとコッヘル類を持ち込んで、お湯を使うインスタント食品を食す催し。

画像はＴ君長年愛用のオプティマス８Ｒ。ケーシングがピンクに塗り替えられているのがオモロイ。プレヒートにはスイスメタを使っていた。

私も今回、自作のトランギア用風防を用意するにあたり、アウトドア関連の引き出しを整理していたら、もう20年くらい前に買ったスイスメタが出てきて驚いた。固形アルコール燃料はそれくらい経過していても、問題なく使えるようだ。

ちゃんと調べたわけじゃないけど、ホワイトガソリン（ナフサ）もずいぶんと長持ちするようだ。車用のガソリンは添加物が多いので、長くは持たないようだけどね。

さて、現場に到着したところで、それぞれ火器を出してまず湯を沸かす。オプティマス８Ｒはプレヒートの手順を踏んでから点火だ。私のトランギアはターボライターで点火したが、アルコールストーブは昼間はほとんど炎が見えないので、手を上のほうにかざして着火していることを確認する。

オプティマス８Ｒは、点火するとズブブブブ、とかなり騒々しい燃焼音を発する。これをうるさいと聞くか風情があるとみるかは意見の分かれるところだが、私は好きだな。いかにも燃焼しているという感じがする。

それに比べるとトランギアはほとんど無音なので、ちと寂しい。オプティマス８Ｒの火力はたいしたことありませんからねえ、とＴ君は言うが、トランギアよりはパワーがある。

８Ｒで沸いたお湯がけっこうたくさんあったので、私の最初のインスタント食品、カレーメシに使う分を分けてもらう。

カレーメシが食べ頃になるまでに５分かかるので、そのあいだにカップラーメン用の湯をトランギアで沸かす。

時間は３時を回っていて、出発したときよりも寒くなってきた。リアキャリアに丸めて束ねておいたフリースを広げて着込む。

食後はコーヒーだ。Ｔ君が携帯用のコーヒーミルで豆を挽いてくれ、御相伴に預かった。ドリッパーも持ってきてくれた。ありがとね。私のもどこかにあったはずだが、キャンピングカーに積みっぱなしになっているのかどうか、家の中には見当たらなかった。

このあと、ビスケットをかじり、マシュマロを焼いて食べ、デイキャンプは終わり。途中からは日も陰ったりで、なかなか寒くなってきたのであった。

総じて、ピンクのオプティマス８Ｒにだいぶ世話になった。もう20年くらい前になるか、アウトドアショップで見かけた頃に買っておけば良かったと思うことしきり。

後片付けも何も言わなくてもそれぞれに始めて、だいたい元通りにパッキング。今年初の自転車デイキャンプはかくして無事終了と相成った。次は海っぱたでネイチャーストーブでも使ってやりたいね、ということになった。