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岩尾別とウトロの周辺にて

知床の旅に出て3日目の2008年8月8日は、岩尾別ユースホステルを起点として、岩尾別とウトロの周辺でアウトドア活動をした。

午前中はシーカヤックに乗って小さなツアーに参加したのだが、慣れているローボートのつもりで乗り込んだら、これがけっこう揺れる。波高は30㎝ぐらいだったと思うが、なかなかにスリルがあった。

数キロほど離れた断崖のところまでのツアーでは、他は皆タンデム艇であったのに、私だけソロ艇だったので速力にも違いが出て、そこそこ離されてしまった。

カヤック乗船中は防水の携帯で写真を撮っていたので、ここに貼れるような画像が残っていないのが残念だ。

シーカヤックのあとはいったんユースホステルに戻ったんじゃなかったかな。それでもって弁当を食べた。

午後は、ユースホステルの館長さんをインストラクターに、ロープを使って木に登る「ツリーイング」を体験する。やってみるまでどんなものかわからなかったが、かなり面白かった。高さにして8mくらいまで登ったが、これでも3階の高さがあるから、けっこうな迫力で、高所恐怖症の人は難しいだろう。

ツリーイングの途中で樹上にいたときに、エゾモモンガが巣穴から出てきたのか、近くの梢まで飛ぶのを見た。北海道の人でもなかなか見ることのできない光景だそうで、これは運が良かった。

イワウベツ川の河口付近の断崖。
ユースホステルで用意してくれたお昼の弁当。鮭が旨かった。
知床五湖のほうに向かう。
ヒグマが木の皮を剥いた跡らしい。
高原のようなところに小さな湖がある。
海面からはかなり標高がある。
何とも言えない不思議な感じだ。
いるわきゃないが、魚のライズがないかついつい見てしまう。
吸い込まれそうな湖面。
この世のものとも思えぬような景観だ。
高層湿原になりかかっているところなのか。
どきっ。オシンコシンの滝のすぐそばにも出没することがあるようだ。
知床峠のほうではガスっているのかも。
ヒグマの爪痕だそうです。どひゃ~。
童話の世界でもあるようだ。
湿原にいたエゾシカ。
展望台からの眺め。オホーツク海が見える。
高原と草原と湿原が一つになったような風景。
展望台は鉄条網の中にあるのだ。
北の空はもう秋めいていた。
瞳のような湖。
通路の外は野生の王国。ヒグマが来てもおかしくない。
空気はどこまでも清浄な感じだ。
ツリーイングの準備開始。
ロープを使って登ってゆく。
けっこう高いところまで登るのだ。想像していたのと大分違っていた。
デッキの下はこんな感じ。かなりの大木だということが分かる。
見上げるにつけ、堂々とした梢である。
ついに私も樹上へ。デッキはけっこう下である。
このあたりでエゾモモンガを見た。
高所恐怖症でなくともスリルがある。
下にヒグマが来たらどないしよ~。
降下中のN記者。
デッキにご到着。
それにしても立派な木であった。
ここでコーヒーが飲めたら最高だったなあ。
樹齢はどれくらいあるんだろうか。
岩尾別ユースホステルへ戻る途中。
この日の夕食でありました。


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