つい昨日知ったのだが、世界の航空界には「ポラリス賞」と呼ばれる、民間航空機の運用に関して特別の技術的困難を克服したり、英雄的行動をとった乗員や乗客を顕彰する賞があるらしい。表彰の主体は、国際定期航空操縦士協会連合会（IFALPA）だそうだ。

この賞では、今日8/12で発生37年を迎える日本航空123便墜落事故のクルーらが表彰されているほか、2000年に起こった全日空61便ハイジャック事件の乗員らが表彰されている。前者はクルー全員が死亡し、後者では機長がハイジャック犯に殺害されている。

また、2001年９月11日のアメリカ同時多発テロ事件で犠牲となった４航空機の乗員も同様に表彰されている。乗員らが生還するなどそうでない場合も当然あるが、少なからざるパーセンテージが帰らざる人々に対する顕彰でもあろう。