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おてがる機材でどれだけ撮影できるか試してみる話(2)

前回は機材を買うところまででおしまいにしましたが、そのあとでちょっと使ってみたりしたので感想なりいろいろを書いていきます。
前回のはこれ。

いろいろちまちまと持ち歩いて撮影してたりしたんですが、そんなレビューは求められてないことは知っておりますので、

もういきなり着ぐるみさん撮るためにイベントに実戦投入してみます!!!


実際に着ぐるみさん撮影に挑戦してみた

なんかイベントやってるってので来ました。
ホールというか屋内の広いところで撮影試せる機会ってのもなかなかありませんからね。

会場はちょい広めなホールで、何もなしだとちょっと光量が足りないかな、という環境。
案の定複数の色の照明が混じったミックス光状態でなかなか厳しいですね…

幸いにも壁が白いので、天井バウンスはできませんが壁バウンスでどうにかできるか試してみることにします。

壁バウンス!

雑なイメージ

天井バウンスは天井にストロボの光を反射させますが、壁バウンスは自分の背後なり横の壁にストロボの光を当て、発光面を大きくして柔らかい光にしてやるやり方です。
このときなのですが、壁から離れたほうがストロボの光は大きく拡散されるので、ちょっと離れめを意識するのが大事です。

で、実写。
まず、何もせずにストロボを被写体に向けると

いつもご協力ありがとうございます….

まあなんというかストロボ使いましたって感じですね。
光が硬すぎてハイライト部が気になるのと、背景その他の影の出方…. これは大変好ましくないです。
これを改善するために壁バウンスで撮ってみると

なかなかマシな感じになりました。
しかしながら、壁にストロボの光を反射させて、それが被写体に十分に当たるくらいの出力を要求すると結構厳しいものがあり、今回の安ストロボではほぼフルパワーでどうかな、というレベルでした。
これは素直にオフカメラで傘とか使って撮りたいですが、無線発光なんかできないこのストロボでどうやってやるかが問題です。
そういえば発光検知で光らせられたよな、ということを思い出したので、カメラの内蔵ストロボを光らせて、その発光を検知して光ってもらうようにします。

安ストロボでオフカメラライティング

絵面がひどい

ライトスタンドにストロボを載っけて、カメラの内蔵フラッシュに反応して光ってもらうことにしました。
ちなみに中古で揃えたので傘は300円でストロボをライトスタンドにのっけるやつは500円でした。お安い!!!!!

300円の傘、流石にちょっとくたびれてるけども気にしないこととします。

ここで、ホール内の照明の色味を見て、色を整えるためにカラーフィルターをかましてやることにしました。
何より安くすることがテーマなので、そこらで売ってるカラーセロファンを使ってやることにしました。ぴったり貼ると熱がこもって熔着のもとになるので、隙間を開けて放熱に配慮してやるのがポイント。

これで撮影してやると

うーん、まあそこそこいいんじゃないでしょうか。
このとき、内蔵フラッシュは出力を抑えて、傘からの光で上書きし被写体に直射成分が出ないようにしてやるのがポイント。強いとせっかく傘立ててもポン焚き感でちゃいますからね。

これの問題は、他のストロボの光に反応して光るので、近くでストロボ使ってる人がいるとそっちに反応して光る→チャージしなおしの地獄のループに陥ってしまうことがある点。
解消するには無線制御の受信機をつなげて無線制御化する…とかになるのですが、そんなやるならそもそも無線制御に対応したストロボ使ったほうが楽なんですよね。あと結果的に安いし。

ここまでやっての感想

最安値みたいな機材を揃えてちょこっと撮影してみましたが、カメラとレンズは特に問題なさそうですが、ストロボがあまりにもうぅん…。
率直に、めちゃくちゃやりにくいです。というかもしいまから撮影かじってみようかな!みたいな人はこんなもんやるもんじゃないです。
ちょっと慣れてて感覚ってかが身についてきた人間が割り切って運用するのはいいですが、最初からこれを基本としてやるのはあまりにめんどくさいというか、多分途中で嫌になってやめますね。
前回もちょっと触れましたが、多少プラスするともっと使いやすいのが買えるので、間違いなくそっちの方がいいです。

安いことが正義ではないので、今回実際に機材を使ってみて、使い勝手のためにお金をかけるのは全く間違っていないんじゃないかなあというのを強く感じました。なんというか、縛りプレイみたいな撮影なんですよね…. 2周目とかでやるならいいですけど、最初からそういう縛りを設けてしまうと本来知るべき楽しいところにも触れられず、ただただしんどい作業としか思えなくなってしまいそうで、それは流石にあんまりすぎます。

これはやってみての率直なお気持ちの例。

そもそもこの手のホールでの撮影って実は結構難しくて、そんななかで縛りプレイするのはなかなかの高難度といいますか。頭使ってどうやったらいいのかな~みたいに考えるのはいいんですけど、無茶がすぎるなあと実感しました。
いい結果残すためにも、ある程度機材にお金をかけておくのは必要なことなのなのかなあという感じで….

次回は宅オフとかスタジオ撮影ではどんな感じで使えるか、というのを検証してみたい。


今回までの支出額

追加購入分
傘 ¥300
アンブレラホルダー ¥500
ライトスタンド ¥1000
合計 ¥20775

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