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白背景で撮るッ!(2)

前回のタイトル間違えてるのに続きを書いてて気づきました。

前回はスタジオなどで用意された白背景でなく、自宅やその他の場所で自前で白背景を用意するときに、どんな感じで設置をしていくのがいいかについて触れました。
今回からは撮影するタイミングでのポイントについて触れていこうと思います。

白背景撮影の原則

白背景で撮るときにまず意識することは
被写体の明るさ≦背景の明るさ の状態を作ってやることです。
複数のストロボやらいろいろな機材を使ったりしますが、結局のところはこれを達成するための手段であるだけです。

具体例を上げましょう

背景布を使用


こんな感じ。
だいぶ前に撮ったものなので今見てみるとちょっと不満なところはありますが、基本的にはこの様になると成功と言えるでしょう。

被写体の明るさ≦背景の明るさ を達成してもバランスが悪かったり発光量がいい塩梅でないと、イマイチになってしまいます。

全体的に発光量が足りていない

ストロボの設定を誤って発光量が足りていなかったり、前のコマを撮ってからチャージが終わってないうちにシャッターを切るとこの様になりがちです。これはもっとしっかりストロボに仕事してもらうのが一番の解決策。
フィルムで撮ってる人はほとんどいないでしょうから、撮ったらプレビューしてちゃんと撮れているか確認して、設定をしっかり詰めて回避しましょう。

ちなみにこの状態であっても、原則は守られているので現像段階で明るさなりを弄ってノイズ除去をかけてやれば場合によってはリカバリーすることは可能です。一番いいカットでしくじっちゃったときの最後の手段ってくらいではありますが…


今回は大事なところなので余計なことは言わずにこのくらいでおしまい。
勘のいい人はもうこれだけでバリバリ撮れるようになっちゃうだろうな~てくらい核心に迫る部分ですので、これはみんな知っててほしいところだなあというお気持ちです。

ではどうしたらこの「原則」を成り立たせることができるのか、設定や機材の配置、選定など… 次回はそのあたりをまとめたい。

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