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トレーディング資産を選定する_ラズパイ打出の小槌 其の3

前回のまとめ
前回はラズパイで自動取引をするにあたりトレーディング対象となる資産についてこのような条件を満たすものとした。

- インカムゲインではなくキャピタルゲイン目的、かつ、短期売買差益目的に適していること。
- 取引を自動化する仕組みがあること。
- 価格変動リスクが高く、流動性リスク、信用リスクは低いリスク資産を対象とする。

これから2回に分けて、トレーディング対象となる資産について選定していく。まず今回はトレーディング資産となるものにはどんなものがあるのかを調べる。そして、次回、今回のラズパイトレードシステムに適したトレーディング対象を選定する。

トレーディング資産色々

今は手軽に取引できる資産は色々ある。
※手軽だからといって危険性が少ないわけではないっ。

- 証券(株式、債券)
- 外国為替
- 商品(金、エネルギー、農産物など)

などなど、ざっと考えてもこのような資産の取引が銀行や証券会社などを通じて取引可能だ。しかも、窓口へ行ったり電話をする必要なくインターネット経由で出来るのだから、本当に便利。

また、資産を単純に取引するのではなく、資産を小口化したり組み合わせたりすることで、様々なモノが証券化されトレーディングできるようになっている。

- 投資信託
- ETF(上場投資信託)
- ETN(指数連動証券)
- REIT(不動産投資信託)
- ABS(資産担保証券) 代表的なのは、住宅ローン債権担保証券(RMBS)など。

また、現物資産そのものではなく、

- ある価格で売る権利(プットオプション)
- ある価格で買う権利(プットオプション)
- 変動金利と固定金利を交換する取引(金利スワップ)
- ある通貨とある通貨のレートの差を交換する取引(為替スワップ)
- FX(外国為替証拠金取引)

など、資産そのものではなく付随する権利を取り引きするものもある。

また、ビットコインやイーサリウムなど「暗号資産(仮想通貨)」と近年よばれている、インターネット上でやりとりできる、よくわからないけれども(※)、財産的価値を持つようになったものある。

※筆者は暗号資産の価値については長期的には懐疑的だが、現時点では財産的価値を持つと信じて取引をする人たちが相当数いて、市場がいびつだが成立しているので、財産的価値はあるとは思っている。

まとめ

このように、トレーディングできる対象は、拡大し複雑化している。
もちろん、これらの取引が全ての人ができるわけではなく市場に参加できるのは、大口の法人や金融機関などに限定されているものもあるが、近年ではそれすらも小口化されていたり、市場取引ではなく相対取引などで参加できたり、直接ではなくとも、投資信託やETFの中に組み込まれることで、個人でも取引できるような状況がうまれている。

このような中で、どのような対象をトレーディング対象として選定すべきか、次回検討する。

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