ジャズの世界を拓く

私は昨年から本格的にJAZZを掘るようになった。

インターネットで『ジャズ名盤』『ジャズ有名曲』と検索すると、
まずヒットしたのは、ビル・エヴァンスの『Waltz for debby』だった。

ワクワクした気持ちで聞いて見る。

するとどうだろう。
ピアノの音がすんなりと耳にまで届いた。

どこか可憐でありながら落ち着くメロディーだった。
ジャズ界きっての名盤と言われている理由が何となくわかった気がした。

私は昨年の秋、直ぐにタワーレコードに出向き、
店員さんに「ジャズの名盤のCDを聞きたくて」と、ジャズのことについて質問してみた。
すると、『ビル・エヴァンスとチェット・ベイカーをご存知なら』とビルとチェットのCDを紹介してくれた。

チェット・ベイカーのことは、市子さんが愛聴していたアーティストだったので、知っていた。

紹介されたCDは、ジャズ百貨店が発売している、ビル・エヴァンスの『Waltz for debby』
とチェット・ベイカーの『チェット・ベイカー・シングス』だった。

私はほぼ考える間も持たず紹介された2つのCDを持ちレジに向かっていた。
じぶんでも不思議なくらいだった。

家に帰りすぐにCDを直ぐ再生した。
Waltz〜では、ILovesYouPorgyという曲が好きになった。
チェット・ベイカー・シングスは、特に好きになった曲はなかった。

チェットの音楽は、耳をすませて聞いていると眠く、集中の糸が途切れそうだった。

私は刺激があるものが苦手だが、ここまで緩やかで牧歌的だと少し物足りないと感じた。

音楽でも何でもそうだが、ほんの少しのスパイス程度の刺激なら私は乗り越えられるのだと今年学んだ。
だからライブ空間も、苦には思わないし、快く出向いていけるのだろう。
(しかし、私が最近掘りつつあるHIPHOPやラップ音楽が流れているライブハウスやクラブは少し緊張するし苦手に思うのかもしれない、こればかり入ってみないと分からない、なので東京のsonyMusicparkに行きたい)

私が知っているジャズアーティストは前述の2名と、気になったILovesYouPorgyをカバーしていて、レコードを購入したニーナ・シモンと、イットネバーエンタードマイマインドという曲が好きになり一時期狂ったように聞いていたマイルス・デイヴィスだ。

4名以外、ジャズを色々掘ってはいるがどれもしっくりくるものがない。
私には刺激が強いと思う音楽が多かった。
というよりしっくりくるものがない。
探せば運命の出会いというものがあるのだろうが。
まだまだ音楽を知りたいという気持ちは強くあるので、沢山聞いていきたいと思う。

私はジャズ以外にもクラシックを好んで聴いている。好きなのは牛田智大さん。
私はショパンの旋律がとても好きだ。
繊細さと豪快さをもちあわせ、時に戯曲のような顔を見せてくれる。

今回文中で紹介した音楽のURLを、貼っておくので是非聞いてください