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〝志〟を持つことのススメ

はじめまして。和こころ(@wakokoro1)のヨシダメグミです。

まずはじめに簡単に和こころの説明をすると、様々な業界に共通する〝志〟に注目し、かっこいい生き様をしているヒトを通して日本の本質的な魅力を伝えるメディアです。伝統産業の職人を中心としたアーティストやクリエイターの方々を取材して、生き方や考え方を発信しています。

私がそんな和こころという企画を知ったのは、去年のお正月。
その頃の私は「自分が好きなときに好きなことができる暮らしがしたい」と言いつつ、フリーランスとして食べていけるわけでもなく、働こうにもリモートワークできるほどのスキルはなく…。ぐるぐる悩みながら、ふらふらと旅をしているフリーターでした。

そんなとき和こころの企画者に出会い、和こころのインタビューに名前を連ねる職人さんがたくさんいる京都を訪れることになりました。
(※和こころのWebサイトに職人さんたちのインタビューを載せているのでぜひチェックしてみてください!)

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京都へ行って私が初めて話を伺ったのは、手描き友禅の染匠である吉田隆男さん。和こころという企画が始まるきっかけになった人です。(それはまた別のお話で)

吉田さんはキモノのことを何も知らない私に、たくさんのことを教えてくれました。修行時代の話や今はない技術の話、キモノのお直しはどうやるのか…などなど。特に印象に残っているのは、吉田さんの生き方や考え方のお話。こんなことを聞かせてくれました。

「わしらが引き継いできたのは技術だけやない。技術も大事やけど、もっと大事なものがある。時代と共に変わった方が良いもの、時代が変わっても変わらないもの、その見極めが大切なんや。」

これを聞いて、心の奥がじんわりあたたまるような、今まで絡まっていたものがやっと解けたような、そんな気持ちになりました。

今の世の中は効率化などを優先させるあまり、〝時代が変わっても変わらない大事なもの〟が軽視されているように感じます。それ故に、社会にギモンを抱く人が多かったり、会社にこだわらず個人として仕事をする人が増えていたり…

ちょうど生き方について悩んでいた私は、
「そんな不安やギモンの答えが吉田さんの話の中にはきっとたくさん詰まっている。吉田さんのカッコいい生き方をもっとみんなに知ってほしい。この話を私だけにとどめておくのはもったいない…!」と思い、今に至っています。

何を伝えたいのかというと

吉田さんのように、自分の軸や美学、心意気というような〝揺るがないもの〟=〝志〟を持つことで、自分の人生がより豊かになるのではないか、ということです。

志とはそんなに大層なものではなく、普段自分が大切にしていることの延長なのではないでしょうか。

新人料理人の修行は日々鍋を洗うことから始まると言いますが、それは普段の生活の中で大切なことをどれだけ見つけられるかということ。職人の修行も然りです。師匠の小間使いから始まるのもそれと同じ。

その修行の場は、私たちに当てはめると〝生活〟です。きっと普段あなたが大切にしていることがたくさんあると思います。嘘をつかないとか、相手を尊重するとか、そういうものがたくさん。

そのあなたが普段大切にしていることを、心に留めて、日々磨いて、進化させていけばそれがいつか志になる。そのちょっとした意識で、いつもより人に喜んでもらえたり、信頼してもらえたり。そんなお金には変えられないものが、人生を豊かにする要素だと思うんです。

だから和こころはかっこいい志を持つヒトにスポットライトを当てて、生き方や考え方を発信しています。たくさんの人が〝志〟を意識することで、現代の社会により温もりが感じられるように。

あなたの志、探してみませんか。


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