ビッグタイトルが前評判通りの面白さを発揮し、それに加えて過去稀にみるほどの学園ラブコメ豊作とハートフルなクールとなった。あまりにも胃に優しいラインナップだったので、心持ちがうまく切り替わるか不安になってしまうほど。尻上がりに面白くなっていった作品が多かったのも今期の特徴の一つ。１話で判断することの難しさを改めて感じた次第。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2
学園パートの冗長さが懸念されていたが、最後はうまくまとめ切った。殺伐としたいつものガンダム展開は訪れず、がっちり身構えてていた側からすると、少しいなされた感も。百合要素はカンフル剤以上の効果があった。劇薬。

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編
谷間のシリーズもさすがのクオリティで面白さを維持。もはや出来云々を語るレベルではなさそう。鬼が比較的さくっとやられてしまったことによるパワーバランスが気なるも、強さがランク付けされているケースではあるある。

【推しの子】
序盤の展開はイマイチ乗り切れずにいたが、例の騒動を越えたあたりから加速的に面白くなってきた。しっかりとした振りからの、決めシーン演出が際立つ。かわいさをしっかりと表現した作画、主題歌の存在も大きい。

スキップとローファー
人との距離感を丁寧に描写。他人のやさしさに触れて自分の絶対領域をほんのりと開放していく。声優のキャスティングはこの上なく完璧。泣き笑いの青春グラフティとして名を遺すに違いない。

僕の心のヤバイやつ
ここ数年で一番心がざわついた。序盤３話ぐらいまでのサブタイトル出し演出は、あたかも純文学を読んでいるような錯覚を起こす。独特の空気間を演出した牛尾憲輔のBGMもかなり効いていた。

中盤以降に勢いを増したのが『江戸前エルフ』『君は放課後インソムニア』、長くいい脚を使ったのが『カワイスギクライシス』。

異彩を放った『マイホームヒーロー』は、毒々しさで孤軍奮闘。嫌な気持ちを一手に引き受ける。

A

【推しの子】
機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2
鬼滅の刃 刀鍛冶の里編
スキップとローファー
僕の心のヤバイやつ

B

江戸前エルフ
ウマ娘 プリティーダービー Road to the Top
カワイスギクライシス
君は放課後インソムニア

C

青のオーケストラ
この素晴らしい世界に爆焔を！
事情を知らない転校生がグイグイくる。
マイホームヒーロー

D

地獄楽
Dr.STONE NEW WORLD（第3期）
私の百合はお仕事です！

E

王様ランキング 勇気の宝箱
神無き世界のカミサマ活動
くまクマ熊ベアーぱーんち！
THE MARGINAL SERVICE
魔法少女マジカルデストロイヤーズ

あとから

天国大魔境
トニカクカワイイ 第2期
BIRDIE WING -Golf Girls' Story- Season2
六道の悪女たち
魔法使いの嫁 SEASON2

リタイア

アリス・ギア・アイギス Expansion
おとなりに銀河
彼女が公爵邸に行った理由
デッドマウント・デスプレイ
女神のカフェテラス
勇者が死んだ！
贄姫と獣の王
山田くんとLv999の恋をする
ワールドダイスター