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他者とうまく付き合うために

日々思うことがあります。
対人関係において如何に心穏やかにいられるかということに。
それはプライベート時、仕事時、日々の日常に含めて。

社会に生きるという事は、他者と何らかのかかわりがあるという事。
他者とは、自分以外の人間という事であれば自分の親や、妻、子供も含まれます。

他者の一言に傷ついてしまったり、反射的に悪態をついてしまうと結果的に他者までの心の安定を奪ってしまう事態に陥ってしまうこともあるかもしれません。

この自分の心の安定を、また他者へ配慮についての行動というのはなかなか難しい事柄だと思います。

私は心の安定を保つために実践していることがあります。
何か本に書かれていたのですが、
「他者に対して反応をせず、選択するということ」という事です。

『反応』とは、例えば「お湯を触れたときに、熱いという声がでてしまうこと」のようにいわゆる反射的行動です。この反応行動は一律ではなく、人によって様々であり、殴られた時に、反射的に殴り返す人がいたり、または逃げる人もいるかもしれません。反射=本能的な行動といえるかもしれません。

『選択』とは、言葉の通りに「行動を選ぶという事」です。先ほどの例の殴られた場合に反射的に殴り返すことをせず、いったん思考するというプロセスを経て行動をする、ということです。思考した結果、殴り返すという選択をすることもあるのかもしれませんが、この思考するプロセスが重要という事です。

殴るという行為は極端ですが、
例えば、仕事において何かトラブルがあったときに、自分ではなく、自分の部下が直接的原因だった場合、どうするかという事で考えてみます。
トラブルの性質にも拠りますが、それを部下のせいである、ということでその感情を部下にぶつけるというのは、反応的行動。そのトラブルを俯瞰し、部下の為を思い、叱るという事は選択という事になります。

2つはアウトプットは同じかとと思うのですが、プロセスが全く違います。

この「反応と選択」を意識したコミュニケーションを実践すると、精神安定状とてもいいです。
自分が忙しくてゆとりがなく、他者に対しての配慮がかけそうなときも選択を意識して受け答えができたり、一番は家族間のコミュニケーションに活用している気がします。

不思議なもので自分よりも距離がある人にできる気遣いが家族や親友などの距離が違い人にできないということがあります。

自分の妻や子供に対して、選択という受け答えをしていくと、自然と配慮した対応ができます。夫婦間のどちらかがこのメンタリティであれば、ケンカということ成立しません。

自分の子供に対しても同様です。子供の悪態を反射的に対応してしまったら、悪態をつく子供となんら変わりません。そこを如何にして子供と向き合い選択した対応ができるかが、重要であると思っています。

この考え方は色々な本にも、異なる言い方で書かれておりますが、私は他者と対応する中でとても重要であり、必要な方法であると思っています。

「反応と選択」については色々な局面で応用が利くと思います。プライベートであっても、ビジネスシーンにおいても。

最後にもう1つ意識していることを紹介させて頂きます。
上記の選択する中で、「他者(環境)のせいにしない」ということも意識しています。何かトラブルが起きたときの原因に直接的な要因があったとしても、その選択にかならずしも自分が含まれています。その場合、結果自分に原因があるとすれば、そのことを真摯にうけとめられ、次なる改善策を講じるメンタリティになることができます。

このトラブルに対し、反射的に他者(環境)のせいにする、という事は他者(環境)をマネジメントしなければならないということなので、非常に困難でストレスがかかります。自分が他者をマネジメントできていないということであれば、自分の手法を変えればすむことなのでイメージしやすのですが、他者に依存した解決法はとても困難です。

私は「環境をずらす」ということはせず、「自分をずらす」というスタンスで日々を生き抜いています。そうすることにより、他者から与えられるストレスが緩和され、日々の安定が得られやすいからです。

以上、自分のコミュニケーションに関する思考方法をご紹介しました。色々本を読んだり、日々後悔したり、色々の経験値による構築されています。ただ、「反応と選択」はとても自分にあった方法なので出会えてよかったなと思っています。


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