ビフォアの話をアフターに。

オリンピックが閉幕しました。甲子園もおとといで終わりですね。
私は普段ほとんどスポーツを観ないのですが、Wカップやオリンピックとなれば話は別。連日の熱戦に、半日の時差にも負けず(帰省していたので)親戚一同、大いに盛り上がりました。

さて、よくよく考えるとおもしろいな~と思うのは、私たちの多く(自分も含め)って、競技が終わってから深入りしませんか?

もちろん一部の(例えば)体操ファン、もしくは内村航平選手個人のファンは、
生い立ちやら競技を始めたきっかけやら、どのシーズンは怪我に泣いて、体操の技や得点の付け方も把握し…、つまりストーリーを追った“うえで”、
オリンピックを観戦し、選手と一緒に泣いたり笑ったりする。

しかし自分も含めた多くの人は、「試合からスタート」しませんか?
私は女子バレーと、オリンピック種目でないプロボクシングが好きなので、この2つはおよそのルールがわかりますが、他は本当にいわゆる「にわかファン」でして、
例えば卓球が11点先取で4ゲーム(バレーと違い「何セット」とは言わないらしい)取ったら勝ちとか、もちろんバドミントンもレスリングも、見ている内に徐々にルールを覚えていきます。

で、メダルを取った! となれば、それッとばかりに翌日の『ひるおび』とか『ミヤネ屋』とかで解説が始まる。
昨日の萩野くんの4×100mメドレーは前半で力を温存し…、とかね。我々素人はそれを聞いて「成る程なあ」って思い、スロービデオになったVTRを観たりする。
或いは、彼ら彼女らの生い立ちや挫折を知る。

いや、自分も実際そうだし別に悪くはないんですが、単純に、おもしろいよなぁ、と。普通と順序(ベクトル)は逆ですからね。^_^;
その泳法と作戦を覚えて、次にリアルタイムで競泳を観るのは、下手したら…、、4年後かもしれない(笑)
(もちろん後継者不足に悩むマイナー競技などに、試合後であれスポット・ライトが当たるのはよいことです。その解説を聞いて始めたり奮起する子どもがいるなら、意味はある。)

ところでこうしたことが起きるのは、なぜでしょうか。ない頭を捻って考えたところ…、

イ、 競技が多すぎて1つ1つ、1人1人のストーリーに追い付けない。
ロ、 学業や仕事に加え、ネットやテレビやポケモン(笑)など楽しみが多すぎて、観戦の前までにストーリーを追わない。
ハ、 日本人はミーハーなので試合が始まってから食いつく。
二、 日本人は研究熱心なので、熱狂した試合について翌日掘り下げる。
ホ、 ワイドショー番組というジャンルができたから。

もっとも、どこの国でも似たようなものかもしれませんが、…。皆様はどう、お感じになりますか??(^O^)/

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